ご当地愛キャラ
ご当地愛キャラ vol.101 松茂係長(徳島県松茂町)
地方自治
2019.12.09
人と地域をつなぐ
ご当地愛キャラ vol.101
松茂係長
徳島県松茂町
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初めまして!松茂係長でございまつ!! 2017年に町の「宣伝『係』」に就任し、正真正銘の「宣伝『係長』」を目指して邁進中でございまつしげ☆好きな乗り物はヒコーキ、口癖は…ってここまで読んだらわかるしげね、しげしげ♪
◆松茂係長のツイッター
twitter.com/matsushigecho
地球へ舞い降りた月兎の小さな一歩は松茂町にとって大きな一歩だった!?
松茂町は徳島県の北東部に位置し、空の玄関、「徳島阿波おどり空港」と、陸の玄関、「徳島とくとくターミナル」を擁した賑やかな町。この地は、かつて吉野川河口の三角州として形成された低地で、新田開発により土地が造成されてきた。その際、堤を築き、風避け目的で多くの松が植栽されたことから、「松茂」と命名された。水産業・農業が盛んで、工業団地へ多くの企業を誘致するなど工業にも注力。海上自衛隊徳島航空基地や月見ヶ丘海浜公園といった施設も有している。
月見ヶ丘海浜公園はその名の通り、お月見スポットとしても有名だが、その因果か、ある日町に珍客が訪れた。後に同町のご当地キャラ「松茂係長」となる月のウサギだ。天上から町を観察していた月のウサギは、町の魅力に惹かれ、地球の引力にも引かれて、この地に降り立った。月の神秘と町への愛故か、ウサギのすべては町の特産品一色に変化。「サツマイモの体、大根の耳、海苔でできた髪とヒゲ」に加えて、「町の花である松葉菊のバッジを付けたサツマイモ色のスーツを着用」。その上、「梨のキーホルダーが揺れる蓮根のバッグと浜ねぎのスマホ、ちりめんじゃこのネクタイを愛用する」といった徹底ぶりだ。
この松茂愛を見込まれ、17年4月に町の「宣伝係」に就任。町のブランドさつまいも、「(松茂美人まつしげびじん)」1箱の給与と、人々の応援を原動力(はげみ)に、日夜、町の広報PRに奮闘している。その活動は、「まつしげまるしぇ」などの町主催のイベントをはじめ、Jリーグ徳島ヴォルティスのホームゲームでの応援、徳島阿波おどり空港での来客のお出迎え、町内の幼稚園や小学校への訪問、防犯パトロール活動への参加など多岐にわたる。特にケーブルテレビ局で放送された「がんばれ!松茂係長」では主演を務め、まさに町の「顔」として活動している。また行政サービスの情報を紹介する「暮らしの便利帳」や、今年4月の町議会議員選挙での投票啓発ステッカーにも登場するなど、町中でその姿を見ることができる。
「これからも各種イベントへ積極的に参加して、多くの人に松茂係長を知っていただきたい。松茂町は、徳島県の陸と空の玄関口でもあるので、県外・海外にも松茂係長を通じて町の魅力を発信していきたい」(松茂町チャレンジ課)
松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館
その長い名称の通り、展示のテーマは二つある。一つは、町の歴史・民俗について、切っても切れない「水」との関係を絡めて展示する「水とたたかう松茂の人々」。もう一つは、徳島県民がこよなく愛する伝統芸能、「阿波の人形浄瑠璃芝居」だ。映像資料も用意されていて、先人の暮らしと文化に対して興味・関心を持って学べる工夫がなされている。
ココに注目! 「まつしげまるしぇ」にいらっしゃい
松茂町では、「まつしげまるしぇ」の名を冠したマルシェを定期的に開催。町の農産物や加工品、ハンドメイド雑貨のほか、ここでしか買えないものも店頭に並び、特産品のPRや町のにぎわいに貢献している。「自衛隊や消防本部の車両展示」といった限定イベントも目玉の一つ。松茂係長もグリーティングに毎回参加し、マルシェを盛り上げようと張り切っている。