ご当地愛キャラ

ガバナンス編集部

【ご当地愛キャラ】小牧山がモチーフの夢に向かって挑戦する力士!/こまき山(愛知県小牧市)

地方自治

2019.05.07

ご当地愛キャラVol.96  こまき山(愛知県小牧市)

『月刊 ガバナンス』2019年2月号

「小牧・長久手の合戦」で有名な小牧市

 小牧市は、名古屋市の北方、濃尾平野のほぼ中心に位置する、人口約15万3000人のまち。

 四季折々の姿を見せる小牧山は、憩いの場として市民に親しまれている市のシンボルで、国の史跡指定を受けている。戦国時代、天下統一を目指す織田信長がここに城を築いた。その後、豊臣秀吉が徳川家康と小牧山をめぐる攻防戦を展開した「小牧・長久手の合戦」で有名。歴史にその名をとどめている。

 さらに、天下の珍祭で知られる田縣神社の豊年祭、ゴッホ、ピカソをはじめ、横山大観、岸田劉生ら内外の高名な画家の作品収蔵で知られるメナード美術館など、古い歴史と豊かな文化もまちの魅力だ。

夢に向かって挑戦する力士「こまき山」

 市では、地域ブランドコンセプト「夢・チャレンジ始まりの地 小牧」に基づく、ブランド戦略を展開している。これを推進するため、世代を越えて愛される小牧市マスコットキャラクター「こまき山」が2015年5月に誕生し、「市制60周年記念式典」でお披露目が行われた。「小牧山」(*)をモチーフに、織田信長が深く相撲を好んだ史実から、夢に向かって挑戦する力士のキャラクターとなっている。

 こまき山のホームページを開くと、渾身の「どすこまき!」の声や行司の呼び出しの音声が聞けたり、誰でもダウンロードできる紙相撲やパソコン・スマホ用の壁紙、絵本など、ユニークな情報が満載。四股を踏むなど、いろいろなポーズや表情が見られるイラスト集も楽しい。

こまき山がインターハイで女子バスケの試合を応援
パークアリーナ小牧で開催されたインターハイで女子バスケの試合を応援。

市主催のイベントなどに引っ張りだこ

 こまき山の活動は年間100回以上に及ぶ。バラ・アジサイまつりをはじめとした様々な市主催のイベントのほか、盆踊りなど地域の行事、市内の保育園や幼稚園への個別訪問など。現地に直接出向いたり、愛知県や市のPR動画などのメディア出演でも活躍中。2018年の夏は、パークアリーナ小牧で開催された全国高等学校総合体育大会女子バスケットボール大会や、大相撲名古屋場所へ応援に駆け付けた。出羽海部屋の御嶽海関を訪問するなど、相撲に因んだ活動もこまき山ならでは。

「『こまき山』は、こどもが夢を描き、挑戦していけるまち、子育てしやすく、住み続けたいまちである小牧市をPRするブランドメッセンジャー。今後もイベントやメディアへの出演、市民とのふれあいなど、積極的に活動してほしい」(小牧市秘書政策課)

地域の「こども相撲大会」での一コマ
地域の「こども相撲大会」での一コマ。

*市のシンボル「小牧山」

 小牧山は、市のほぼ中央、市街地の西に位置し、標高85.9m、総面積約21haの小山。頂上からは尾張平野を一望に見渡すことができる。春の桜、夏の青葉、秋の紅葉、そして雪の小牧山と四季折々の姿を見せ、市民の安らぎ・憩いの場として親しまれている。

小牧山の前でポーズをとるこまき山
小牧山の前でポーズをとるこまき山。

こまき山のホームページはコチラ

(写真提供/小牧市。記事の無断転載及び複製を禁じます。)

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