
ガバナンスTOPICS【イベントレポート】
明治大学 政治経済学部 政策学科 開設記念シンポジウム/イベントレポート
NEW地方自治
2026.09.24
出典書籍:『月刊ガバナンス』2026年9月号
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月刊 ガバナンス 2026年9月号
特集1:自治体の「ワークプレイス」を考える
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編著者名:ぎょうせい/編
販売価格:1,320 円(税込み)
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【ガバナンス・トピックス】
これからの政策の可能性を議論
──明治大学政治経済学部政策学科開設記念シンポジウムを開催
明治大学政治経済学部は、7月3日に同大駿河台キャンパスで政策学科開設記念シンポジウムを開催した。黒岩祐治・神奈川県知事らが登壇したパネルディスカッションが行われ、これからの社会に求められる政策のあり方や人材像、同学科の意義などを展望した。
これからの時代に政策を学ぶ意義
同大政治経済学部政策学科は、2026年4月に開設。2002年に同学部内に設置された地域行政学科の流れを汲みつつ、同学科の20年にわたる実践を背景に、地域から世界へ、行政から民間へ、領域を超えて活躍する人材の養成を目的としている。今回のシンポジウムは同学科の開設を記念して開催されました。

シンポジウムには、パネリストとして黒岩祐治・神奈川県知事、門ひろこ・衆議院議員(元経済産業省職員)、飯田泰之・同学部教授らが登壇し、県・国・研究者のそれぞれの立場から、これからの社会に求められる政策のあり方や人材像について議論が交わされた(コーディネーターは牛山久仁彦・同学科長)。
講演「Vibrant INOCHI(いのち輝く)を目指して!」
この中で、黒岩知事は、「Vibrant INOCHI(バイブラントいのち)(いのち輝く)を目指して!」と題して講演した。キャスター時代に医療問題やヘルスケアに力を入れてきた黒岩知事は、「病気になる前の状態=未病(ME-BYO)」に着目した政策について、同県の事例などを交えながら紹介。「いのちある限り輝かせなければならない。未病の考え方がこれからの高齢化社会を支える」とし、「多様性をベースにして、生きていて楽しいという状況が重要だ」と、県知事の立場から自治体行政の現場の課題と政策による解決の方向性について力強く語った。

黒岩・神奈川県知事は、参加者らに向けて熱のこもった講演をした。
講演:政策立案を学ぶ意義とは
門議員は、国家公務員(経済産業省)から国会議員になったキャリアについて語り、自身が官僚時代に携わった政策の背景なども紹介。国の政策立案してきた経験を踏まえ、
①方法論:聞こえる声を聞くのではなく、見えないものを見る力(データや数値等)、
②過去の蓄積:先人の知見を学び、未来を拓く
──ことが「政策立案を学ぶ意義だ」と会場に参加した学生らに訴えた。
パネルディスカッション
その後、飯田教授を交えたパネルディスカッションでは、それぞれの経験を例にしながら、踏み込んだ議論を展開。社会課題解決へ向けた多様な主体の連携や、人材育成の必要性などが語られた。黒岩知事は「役所の論理ではなく、住民目線で考えることが大切だ」と述べ、門議員も「現実の課題に関心を持ち、自ら考え行動してほしい」と会場に呼びかけた。
同学科では、理論と実践を往復しながら社会における課題解決に取り組む人材の育成を目指している。牛山学科長は、「公共をどう捉えるか。様々な関心、角度から学ぶことができる学科だ」と動き出したばかりの新学科に期待を込めた。
第一線のパネリストらによる講演を通して、これからの政策のあり方と可能性について探る場となった。
(本誌/浦谷 收、芳野 泉)
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編著者名:ぎょうせい/編
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