
公務員が読みたい今週の3冊
公務員が読みたい今週の3冊【自治体の研修/科学的に正しいホメ方/固定資産税土地評価】
ぎょうせいの本
2025.12.01
この記事は1分くらいで読めます。
出典書籍:『月刊ガバナンス』2025年11月号
今週、何読む?
読書の習慣をつけたいと思いながら、まだ始められていない…。
日々読書を嗜んでいるが、そろそろネタ切れ…「次は何を読もうか」検討中。
そんな公務員の方はいませんか?
「公務員なら読んでおきたい」業務に役立つ必携図書や、「公務員の皆様が楽しく読める」おすすめ図書をガバナンス編集部がピックアップ。毎週2~3冊をご紹介します。
「今週読みたい図書」の選定にぜひお役立てください。
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「自治体の研修」に特化した悩める職員のための実践ガイド

自治体の研修担当
になったら読む本
池田一樹・著
学陽書房/2,500円+税
受講したことはあるが、いざ企画・運営する側になると何から始めればいいかわからない。そんな「自治体の研修」に携わる職員が初めてでもスムーズに業務を進められるよう、その手法と理論を指南するのが本書である。
企画の練り方や準備、段取りに進行スキル、事後アンケートの活かし方から予算確保術まで、あらゆる作業を網羅。総務省自治大学校で、自治体職員研修の企画・運営に携わってきた著者によるノウハウが詰まった、まさに「実践ガイドブック」。内部講師を見つけるコツ、外部講師依頼のポイントなども必読だ。
実は自治体の研修ノウハウに特化した書籍は非常に少ない。悩める職員はもちろん、効果の高い研修へブラッシュアップを図りたい職員もぜひ手に取っていただきたい。
やる気とパフォーマンスを最大限に引き出すための技術

「人をホメる」というのは簡単なことのように見えるが、実は奥が深くて難しい。ホメられて嫌な気持ちになる人は少ないだろう。しかし、ホメ方を間違えてしまうと、逆に人間関係を損なうリスクもある。「ホメれば、人は伸びる」とはよく聞く言葉だが、ホメ方の中身こそが問題なのだ。
本書は、日常生活やビジネス・シーンで不可欠な「人をホメる」という行為について、本当に役立つ正しい方法とは何か、組織学・心理学・教育学の最新の研究結果を踏まえて論じるものである。科学的に裏付けられた「ホメる」ことで得られる効果を改めて確認し、組織のメンバーのやる気とパフォーマンスを最大限に引き出すための、実践的なコミュニケーション技術を多数提案している。
固定資産税土地評価の素朴な疑問に答える!

経験豊富な不動産鑑定士が解説!
いちからわかる
固定資産税土地評価Q&A
公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会60周年記念プロジェクトチーム・編
阿部祐一郎、内田郁朗、ほか・著
ぎょうせい/3,000円+税
詳細はこちら ≫
不動産鑑定士は、土地の適正な価格を一般に公表するための評価業務を担っており、固定資産税標準宅地等の鑑定評価もその一つである。この評価額は、市町村が賦課する固定資産税額の算出根拠とされている。
本書は、固定資産税土地評価に精通し、自治体から日々質問を受ける不動産鑑定士が、「地目・地積」「宅地の評価方法」「路線価付設の仕方」「画地認定」「画地計算と所要の補正」等の各項目の基本の「キ」をQ&A形式で解説した入門書である。初めて固定資産税業務を行うこととなった職員を念頭におき、平易な言葉とわかりやすい図表等でその意義から示されていることが特徴だ。
初任者・異動者の方を中心に、固定資産税土地評価に関わる職員は必備の一冊である。
月刊『ガバナンス』では、おすすめ書籍6冊を毎月まとめてご紹介!

月刊 ガバナンス 2025年11月号
特集1:地域はつづくよどこまでも
──持続性ある農山村の未来を描く
特集2:哲学の話をしよう
編著者名:ぎょうせい/編
販売価格:1,320 円(税込み)
詳細はこちら ≫





















