東西南北デジデジ日記 vol.14 今週の担当:【西】多田功

地方自治

2022.01.13

東西南北のそれぞれで奮闘する現役自治体職員と元自治体職員4名によるリレー日記。タイトルに冠しているとおり、テーマはデジタルなれど、小難しいこと抜きに、多彩な切り口で「自治体×デジタル」を考えてみよう、な日記です。【西】の多田さん、2021年に残した問いかけを回収します。

―――――2022年1月13日 Thu.―――――――

今週の担当:【西】多田功

 

2022年

あけましておめでとうございます。
この記事がアップされるのは1月13日。関東の方にとっては、まだ「あけましておめでとうございます」を使っていることに違和感を覚える方もいらっしゃるでしょうか。
地域にもよりますが、関西では正月飾りを片づける「松の内」をまだ迎えておりませんので、1月15日まで使っているケースがあるようです。

こういった歴史や文化は、今後デジタル社会においてどのように変化していくんでしょうね。

 

「5+2+=7」の正解って?

年越しするほど大した伏線ではありませんが、このあたりでvol.6の回収作業をしておきます。

小学生のとき、「5+2」とテストに出たら「7」と答えてきたと思います。
そして、中学生のときには、「7」を構成する「5+2」を証明する方法を覚えてきました。

「そんなの分かってる」となるのでしょうが、これが「7=」だけならどう説明していきますか?

答えが「7=1+6」だったり、「7=3+4」だったり、
「7=1+2+4」や「7=1+1+1+1+1+1+1」や「7=0+7」もそうですよね。

はたまた「7=1.1+5.9」もあり得るし、ちょっとひねくれた感じだと
「7=1.12+1.476+1.861+2.543」とか「7=2×3+8÷4-1」も…、掛け算・割り算なんか入れるともう無限大に出てきます。

 

前例踏襲をどう見るか

よく役所文化の行動原理を「前例踏襲主義」と表現されますが、それは「5+2=7」的な発想でやってきたからではないかと思います。

「7」という答えが法律などでハッキリしている場合、この手法でも成り立ってきたのではないでしょうか。
「7」を導き出すことが明確であれば、そこに向かっていくことはできました。

山の頂上が見えていれば、どんなルートであれ頂上を目指せばよかったのです。

何かと何かを足して、「5+2=7」となることもありますが、「行政DX」や「デジタル化」に置き換えてみた場合、答えが必ず「5+2」となるわけでなく、どちらかといえば、「行政DX」そのものを構成するものが、無限にあるのではないでしょうか。

前例踏襲がまったくダメということではありません。
これまでは、そのようにして全国一律の行政サービスの提供が可能となったのですから。

 

予測不可能な時代にできること

最近「VUCA(ブーカ)」という言葉を聞くことが多くなりました。
VUCAとは、Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った言葉ですが、環境が目まぐるしく変化し、将来予測が不可能な状態を意味しています。

今の時代は、今までどおりの「5+2=7」で答えが出せるものではなく、答えそのものが見えない状況です。
山の頂上がどこなのかもわからなくなっています。
そのような時代であることを再認識すべきで、そこに対してやり方を変えていく必要があるのではないでしょうか。

「答えが出ないんだったら、何もできないじゃないか」と思考停止したくなりますが、今我々ができることは「全力を尽くす」のではなく、今できることに対して「微力を尽くす」ことではないかなと思います。

ドラえもんがつくる未来はありません。我々がドラえもんをつくり、未来をつくり出すのです。
「微力」の積み重ねが我々の仕事を変えていくのだろうと信じています。

ちょっと概念めいた話になりましたが、本年もデジデジ日記をどうぞよろしくお願いします。デジデジ!

 

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千葉大右・多田 功・山形巧哉・今村 寛

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