連載 vol.29「つながる」力 つながりの大切さ 【西澤公太(福井市職員)】

地方自治

2022.02.14

本記事は、月刊『ガバナンス』2016年8月号に掲載されたものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、現在の状況とは異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。
所属等は執筆(掲載)時点のものです。
※本コラムは主に自治体職員によるネットワークのメンバーがリレー形式で執筆します。

つながりの大切さ

 毎日仕事をしていると、知らず知らずのうちに自分の職場の雰囲気に慣れてしまい、深く考えることを放棄してしまうことがある。そういったときは自分が今どのような状況に陥っているのか把握できていない、または把握していても、その状況を打破するノウハウやモチベーションを持ち合わせていないことが多いように思われる。かくいう私自身も日々の業務に追われていて、心身ともにKO寸前だったときに出会ったのが「地域に飛び出す公務員ネットワーク」であった。実際に話をしたり、フェイスブックの投稿を見ていたりすると、「こんな考え方もあるのか!」「こんな公務員がいるんだ!」という驚きで、ほぼ毎日刺激を受けっぱなしである。同じ立場だからこそ、仕事・家庭のことについて明日からの糧にできる部分が多く、日本全国に仲間がいると思うと、不思議とやっていけそうな気がするのだ。

 また、同業者とのつながりもさることながら、異業種とのつながりを持つことも、まちを俯瞰して見ることが多い公務員にとってはとても大切な要素だと思う。実は私、公務員でありながら、コミュニティFMの会員としてラジオ番組を放送しているラジオパーソナリティーでもある(自称:公務員パーソナリティー)。番組の中でも、異業種の方と一緒に何かできないかと、試行錯誤しながら話すのは本当に貴重な時間である。

 まちでは小さくても面白い企みのタネがあちこちに埋まっている。しかし、水がないために、そのまま地面に埋まったままのものも多い。異業種の方とつながることで、まちを楽しくするタネの在り処を教えてもらい、一緒に育てることができれば、我々の想像以上の効果が発揮される場合も少なくない。公務員単体ではできることは少なくても、異業種とつながることでまちの可能性はまだまだ広がる。

 ただ、こうした外部とのつながりが増えても忘れてはいけないのは、同じ職場に働く方々とのつながりである。これをないがしろにして、職員とまちの可能性を狭めてはならない。

(福井市職員/西澤公太)

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