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財務書類作成「統一」基準をいちはやく、コンパクトに解説!
○総務省方式改訂モデル・基準モデル・東京都方式等、複数ある財務書類作成の基準が統一されます。
本書では、ポイントをしぼって解説しているため、基準の全体図を的確に把握することができます。
○自治体は、遅くとも平成29年度(28年度決算)から、統一基準で財務書類を作成しなくてはなりません。
財務会計の費目が各団体で異なるため、作成システムだけでは、書類作成はできません。作成システムにのせるためには、担当者の正しい理解が必要不可欠です。
何が、どう変わるの??例えば・・・
■貸借対照表での勘定科目分類が
現在) 基準モデルでは、土地・建物といった「形態別」
総務省方式改訂モデルでは、決算統計にならって「目的別」
↓
新) 「形態別」*ただし、基準モデルでの大きな分類「金融資産」「非金融資産」はなくなります。
■基礎的財政収支(プライマリーバランス)の取扱いが
現在) 基準モデルでは、資金収支計算書上に算出
総務省方式改訂モデルでは、資金収支計算書の注記として表示
↓
新) 資金収支計算書の注記として表示
目次
第1章 検討の経緯と地方公会計の整備促進に向けた基本的考え方
第2章 統一基準の基礎概念
第3章 統一基準での財務書類
第4章 固定資産台帳の整備
第5章 複式簿記の方法
第6章 今後の実務上の課題と対応の方向性
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著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
鈴木 豊…すずき・ゆたか/青山学院大学名誉教授、公認会計士、税理士