財政逼迫時代を乗り切るヒント満載!税収は減っているのに、住民ニーズは増えていく。どうしたらいいんだ!?
「改革」はしているのに、効果がまったく出ない。何で???
――本書は、そんな声に答えます!
第1章、3章では、予算編成の意義、現状、課題をわかりやすく解説。
「規律性」「戦略性」「合理性」「透明性」「参画性」の5つの視点から、新たな改革手法を提示します。
第2章では、先進的な予算編成事例として効果があらわれている
「埼玉県秩父市」 「北九州市」 「大阪府大阪狭山市」 「徳島県小松島市」 「島根県浜田市」
の取り組みを、具体的に紹介・分析。仕組みの解説にとどまらず、工夫や苦労、試行錯誤した点など、
現場の声をふんだんに収録しました。
目次
1 変貌する都市自治体の予算編成
1 予算の意義
2 予算の概要、予算編成の主体
3 予算編成過程の現状と課題
4 予算編成改革の方向性と具体的手法
2 新しい予算編成の取り組み
1 行政評価を活用した予算編成【埼玉県秩父市】
2 財源配分方式の導入及び予算要求状況の公開・意見募集の実施【北九州市】
3 まちづくり円卓会議の予算編成への参画【大阪府大阪狭山市】
4 市議会による予算審議と決算審議の充実【徳島県小松島市】
5 予算要求と査定結果の公表【島根県浜田市】
3 今後の展望と課題
1 予算編成作業の性質と改革にかかる事務負担
2 予算編成のマンネリ化と予算の硬直化、改革手法の併用
3 予算編成過程の透明性の確保、予算編成への住民参加
4 行政評価と決算の活用
5 今後に残された課題
編著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
【監修】
公益財団法人日本都市センター
/昭和34年設立。都市自治体の行財政運営に資するため、地方自治や都市経営・都市政策について
調査研究を行うとともに、情報の提供や研修事業を展開する。
【著】
稲沢克祐…いなざわ・かつひろ/関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科教授。
宮田昌一…みやた・しょういち/公益財団法人日本都市センター理事・研究室長
鈴木潔…すずき・きよし/前公益財団法人日本都市センター主任研究員