文化財や美術品の梱包や輸送についてまとめた唯一の書籍の第2次改訂版。
「美術品梱包輸送技能取得士」認定試験対応テキスト!
美術品梱包輸送技能取得士とは?
美術品などの博物館資料の取扱い、特に梱包や輸送について、必要な知識・技能の継承を促進するために創設された資格。美術館、博物館が所蔵品の輸送業務を委託する際や、美術品を所有する家庭の引っ越しの際に、当該資格所有者がいることを条件とする場合が増えてきている。試験は平成24年から原則年1回(コロナ禍は変動あり)行われている。資格等級は3級から1級まであり、実務経験や所有資格によって受験資格が与えられる。
■より理解が深まるよう、茶道具や甲冑など16ジャンルに分け、ジャンルごとに取扱い上の留意事項・梱包方法・展示方法などを解説。
■今回の改訂では、美術品の梱包輸送設計に関する新章を加筆。
■文化財、美術品の取扱いや梱包・輸送の方法を多数の写真を用いながら具体的にわかりやすく解説。
■「美術品梱包輸送技能取得士」試験に対応できるよう、参考文献・資料を豊富に掲載。
目 次
1 美術品の取扱いの基礎知識
2 素材別の留意事項
3 陶磁器
4 漆芸品
5 金工
6 刀剣
7 額装作品
8 掛物
9 巻子
10 屏風
11 茶道具
12 染織
13 古書・歴史資料
14 考古資料
15 彫刻
16 甲冑
17 自然史標本
18 民俗・民族資料
19 美術品の梱包輸送設計
<資料編>
著者紹介
公益財団法人 日本博物館協会
○国内4,000館を超える博物館施設(歴史博物館、郷土資料館、美術館、科学館、動物園、水族館、植物園)の振興のための中核機関として、昭和3(1928)年に発足。平成25(2013)年に公益財団法人化。会員館数約900館。
○各地の博物館の支援のほか、普及啓発事業、博物館職員や運営者に対する資質向上事業、調査研究事業などを展開している。
○現会長:山梨絵美子氏(千葉市美術館長)
【主な編著書】
加除式:『全国博物館総覧』(当社刊)