「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」、いわゆる「健全化法」は、地方公共団体の財政状況を統一的な指標で明らかにすることによって、財政の健全化や再生が必要な場合に迅速な対応をとることを目的としています。以前の「地方財政再建促進特別措置法」は、いわば退場勧告、レッドカードだけが用意された仕組みでしたが、健全化法では、その前の段階、警告に当たるイエローカードを出すことによって、破綻を押さえる狙いがあります。夕張市の事例を教訓に、ある日突然大きな負債が表面化する、といったことがないようにする配慮が