連載 vol.31「つながる」力 人のつながりが課題を解決する大きな力に 【江口幸平(高知県職員)】

地方自治

2022.03.07

本記事は、月刊『ガバナンス』2016年10月号に掲載されたものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、現在の状況とは異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。
所属等は執筆(掲載)時点のものです。
※本コラムは主に自治体職員によるネットワークのメンバーがリレー形式で執筆します。

「つながり」を意識し始めたきっかけは

 私が「つながり」を意識し始めたのは、以前つくば市役所に勤務していた際、茨城県庁への派遣研修中に、県庁の若手職員有志による団体「ハッスルプロジェクト」に出会ったことがきっかけである。

 その後、つくば市に戻った私は、ハッスルプロジェクトでの経験を元に、同僚たちと「T.I.E.」という組織を立ち上げた。コンセプトは①「職員同士のつながりを強くすること」と、②「アイデアを実行に移すための人材バンクとして機能すること」の二つであった。

 ①の目的は、職員同士のネットワークを広げていくことで、各職員が市役所内の様々な業務の情報を共有し、担当外の業務についても精通することによって、業務における市民満足度と職員の自信を共に向上させることにある。

 ②の目的は、職員が業務上では実現できない「つくば市を盛り上げるアイデア」を思いついた際、仲間を募り、業務外プロジェクトチームを結成することで実現を目指そうとするものである。

 ①は業務上で、②は業務外で、どちらも人のつながりによって、組織の限界を克服し、課題を解決しようとするものである。人のつながりが、「課題に挑戦する力」を生み出すのだと、私は考えている。

 現在、高知県庁に勤務して2年目。四国OMに参加するとともに、「ちゃぶ台部」という、高知県の名所にちゃぶ台を持ち込んで宴会を開き、観光客をもてなす活動にも参加している。人のつながりをもって、業務に生かす活動と、業務外で地域を盛り上げる活動。環境が変わっても、自治体職員としての地域への関わり方は変わっていない。

 高知県には、「高知家」というPRコンセプトがある。高知県の温かな県民性などから、県を一つの「家」「家族」に見立てたものである。高知家のつながりは家族のつながり。そのつながりが生み出す力は、大きなものであるに違いない。

 全国で最も早く人口減少社会に突入した高知県は、今も全国に先んじて様々な課題に直面している。オール高知家で、前例のない課題に向き合い、高知県が課題解決の先進県となれるよう、微力ながら今後も活動を続けていきたい。

(高知県職員/江口幸平)

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