セクハラ・パワハラのない働きやすい職場づくりに!
介護現場のハラスメント防止にまずはこの1冊!
介護従事者は、様々なハラスメントに苦しんでいます。以下はその一例・・・
・トイレ介助の際、爪痕が残るほど腕を引っ掻かれた。『役立たず』『アホ』と言われた。 ・仕事中(ケア中)にわざと性的なビデオをつけている。 ・氷を投げつけられた。テーブルをバンバン叩かれたり、杖で家具を叩いたり ・利用者の息子に手を引っ張られ、寝室に連れ込まれ体中を触られる。逃げて退室した。 ・上司に言っても対応してくれない。我慢してくれと言われた。
そして、耐えきれず、介護職場を離れる職員もたくさんいます。
≪本書の特徴≫
★「ハラスメントのない介護職員が働きやすい職場づくりをする」ための今日からすぐ実践できるハラスメント予防のノウハウ、ヒントを多数紹介! ★日本介護クラフトユニオン(NCCU)のハラスメントに関するアンケートからハラスメントの実態や現場の抱える課題を示すとともに、「なぜハラスメントが起こるのか」などの背景・知識を介護従事者・弁護士・第三者などあらゆる視点から解説! ★介護施設、訪問介護・看護、ケアマネージャー、ソーシャルワーカーなどの執筆陣が実際に直面したリアルなハラスメント事例を示し、実際に行った対応・再発防止策を具体的に紹介。
今後、職員が離職しないハラスメント予防を意識した職場づくり・チームづくりをする際に役立ちます!
UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)とは・・・
介護業界および関連事業に働く人たちが結集した労働組合(会員数:約8万7千人)。
介護現場におけるハラスメントについて、様々な実態調査を行っている。
目次
第1部 介護現場におけるハラスメントの基礎知識
第1章 介護現場におけるご利用者・ご家族からのハラスメントの実態
第2章 セクハラと法律~弁護士の視点から見た介護現場~
第3章 セクハラの発生原因~介護現場でなぜ起こるのか?~
第4章 ハラスメントの深刻な問題点~外部から見た介護現場~
第5章 介護人材不足が引き起こすハラスメント
第2部 事例に学ぶ介護現場のハラスメント対策~予防・対応・再発防止~
第6章 介護施設とハラスメント
第7章 訪問介護現場とハラスメント
第8章 訪問看護とハラスメント
第9章 ケアマネジャーとハラスメント
第10章 ソーシャルワーカーとハラスメント
第3部 今日からできるハラスメント予防~働きやすい職場づくりのために~
第11章 現場での求められるハラスメント対策
終章 今後のハラスメント対策を踏まえた介護施策
編集代表紹介
○村上 久美子(むらかみ くみこ):UAゼンセン日本介護クラフトユニオン 副会長
UIゼンセン同盟(現UAゼンセン)日本介護クラフトユニオンに入局以降、政策部長、中央執行委員、副事務局長、政策部門長などを歴任。ハラスメント対策の普及・啓発をはじめ、介護従事者の権利を守る調査、相談、政策提言など様々な活動に取り組む。厚生労働省「介護現場におけるハラスメントに関する調査委員会の委員も務める。
○結城 康博(ゆうき やすひろ):淑徳大学総合福祉学部教授
1994~2006年、東京都北区・新宿区に勤務。この間、介護職、ケアマネジャー、地域包括支援センター職員として介護系の仕事に従事(社会福祉士、介護福祉士)。