ご当地愛キャラ
ご当地愛キャラ vol.105 カブッキー(石川県小松市)
地方自治
2020.06.02
人と地域をつなぐ
ご当地愛キャラ vol.105
カブッキー
石川県小松市
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生誕10年の市公式イメージキャラクター。歌舞伎「勧進帳」の弁慶がモチーフで、好きな言葉は「難関突破!」。小松産の新鮮野菜と小松うどんが好物。チャームポイントはつぶらな瞳ときりっとしたまゆげ。市章模様のハカマがお気に入り!
◆カブッキーのページ
https://www.city.komatsu.lg.jp/kanko_bunka/2/1/index.html
10年間愛され続ける「歌舞伎のまちこまつ」の公式キャラ
小松市は、石川県の南西部に位置する人口万人ほどのまち。機械産業を中心とした産業クラスターが形成されている一方、豊かな自然にも恵まれており、その自然環境を活かした農林水産業も盛んだ。
また、2300年にわたる石の文化が「『珠玉と歩む物語』小松」として16年に日本遺産に認定されるなど、豊かな文化遺産でも知られる。江戸時代に城下町として栄えた同市には、その文化が今も息づいており、中でも歌舞伎は、代表的な伝統芸能の一つ。「お旅まつり」で披露される「曳山子供歌舞伎」は250年も受け継がれてきた。歌舞伎十八番の一つ「勧進帳」の舞台である「安宅の関」があったのも同市内だ。勧進帳は、主君・源義経への弁慶の思いが感動を呼ぶ演目。その弁慶をモチーフにしたのが、市の公式イメージキャラクター、「カブッキー」だ。
カブッキーが生まれた2010年は、小松市の市制70周年。カブッキーはその記念キャラクターで、デザインは市内のデザイナーから、愛称は市内から約3000件の応募があり、オール小松体制で誕生した。その後、主に市内のイベントなどに精力的に参加。県外活動も積極的で特に東京の国立劇場は、これまで7回訪問。今年1月の初春歌舞伎にも参加し「歌舞伎のまちこまつ」を東京の歌舞伎ファンにもアピールした。
12年からは、市内の保育園や幼稚園などへの訪問も年間30か所以上実施。クリスマスのサンタ役や節分の豆まきなど、子どもたちを楽しませようと奮闘する一方、似顔絵や歌をプレゼントしてもらうなど、子どもたちと心の通った交流を続けてきた。17年には子育て施設「カブッキーランド」がオープン。定期的にカブッキーが登場し、ふれ合う機会がより増えていった。カブッキーは、今年で生誕10周年。子どもたちをはじめ、市民の人気・認知度も高く、毎年2月に開かれる誕生日会も10年間一度も途切れず実施されており、地域にとってかけがえのない存在となっている。今年は、市制周年の記念事業で(株)サンリオの「ポムポムプリン」とのコラボが実現するなど、ますます多忙な1年となりそうだ。「市内外のイベントに積極的に参加し、小松市を知るきっかけを提供していきたい。またカブッキーとの交流で、市民がさらに市に愛着を持ってもらえるようがんばりたい」(小松市にぎわい交流部観光文化課)
「歌舞伎のまちこまつ」の歴史と文化を未来に守り伝える
約250年にわたり受け継がれているのが、毎年5月開催の「お旅まつり」で披露される、「曳山子供歌舞伎」。絢爛豪華な山車に設けられた舞台で子どもたちが歌舞伎を演じる。1999年からは、全国の子供歌舞伎を招き、地元の子どもたちと競演する「全国子供歌舞伎フェスティバルin小松」も開催。昨年より「日本こども歌舞伎まつりin小松」と名称を改め、再スタートを切った。
ココに注目!市制80周年の記念事業で「ポムポムプリン」とコラボ!
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今年は、市制80周年を迎えることから、市では、様々な記念事業を展開している。なかでも、(株)サンリオの人気キャラクター「ポムポムプリン」(デザイナーが小松市出身)とのコラボが実現。節目の年をカブッキーと一緒にお祝いし、市の魅力や記念事業をPRしてくれることになった。ポムポムプリンは、2月23日に行われるカブッキーの生誕10周年の誕生日会にも登場する。
※「カブッキーのお誕生日会」は新型コロナウイルス拡大の影響で急遽中止となりました。