マイナンバーカードの申請方法まとめ|紛失再発行時の特急発行方式とは?

NEW地方自治

2026.05.14

頻繁に改正されるマイナンバー制度の概要をサッと理解!

マイナンバーカードを申請したいとき、
「どの方法が一番早い?」「紛失した場合はどうする?」と迷ったことはありませんか。

特に最近は、最短1週間で交付される「特急発行方式」が始まり、
急ぎでカードが必要な人にとって重要な選択肢となっています。

図解 自治体マイナンバー業務 ver.2」では、マイナンバー業務に携わる自治体職員に向けて制度の基礎知識を分かりやすく解説。今回はその中から【マイナンバーカードの申請方法を知ろう】を引用して解説いたします。

この記事でわかること

  • ・マイナンバーカードの申請方法一覧
  • ・本人確認のタイミングと交付までの流れ
  • ・特急発行方式とは何か
  • ・特急発行方式の対象者

マイナンバーカードの申請方法を知ろう①

さまざまな申請方法と交付方式をおさらい

 マイナンバーカードの交付は、交付申請書を申請者が直接または住所地の市区町村長を通じて、J-LISに提出しなければなりません。申請方法は下の一覧表のとおりです。

1.郵便による申請

 署名または記名押印があり、顔写真が貼付された交付申請書をJ-LISに郵送します。

2.オンラインによる申請

 申請者が交付申請用ウェブサイト上から事前に撮影した顔写真を添付して送信します。なお、交付申請用の2次元コードを読み込んでアクセスすると、必要事項の入力が一部省略できます。

3.証明写真機による申請

 まちなかに設置されているカード申請機能付きの証明写真機から、写真撮影と同時に申請することができます。

4.市区町村の窓口・企業や商業施設等での臨時窓口

 市区町村の窓口や企業、商業施設などで臨時に開設される申請窓口で申請する方法です。申請者は窓口で申請書への記入方法や顔写真の撮影の支援を受けられます。また、申請の際に本人確認まで行い、カードの受け取りは郵送で行う「申請時来庁方式」を行っている窓口もあります。

【参照】
J-LIS「マイナンバーカード総合サイト/マイナンバーカードを申請する」
https://www.kojinbango-card.go.jp/apprec/apply

マイナンバーカード申請方法・交付方式一覧表
交付方式 申請方法 申請場所 本人確認 申請
時間
交付方法
交付時来庁方式
  • ◎郵便
  • ◎オンライン
    (スマホ、パソコン)
  • ◎証明用写真機など
自宅 交付のとき 短い(交付時間は長い) 市区町村の窓口で受け取り
まちなかの証明写真機設置場所
申請サポート方式 顔写真撮影やオンライン申請支援など申請をサポート(郵便局や民間事業者等でも実施可能) 市区町村の窓口
市区町村が商業施設に設置する臨時窓口など
申請時来庁方式 市区町村の窓口で申請 市区町村の窓口 申請のとき 長い 自宅で受け取り(本人限定受取郵便等)
出張申請受付方式 企業や商業施設等に市区町村職員が出向き申請を受け付ける 市区町村が商業施設に設置する臨時窓口など
住所地市町村長以外の市町村長による申請時来庁方式・出張申請受付方式
  • ◎被災者、DV等被害者が避難先の市区町村の窓口で申請
  • ◎住民が他市区町村が実施する出張申請受付方式の窓口で申請
他市区町村の窓口、商業施設に設置する臨時窓口など
特急発行方式 市区町村の窓口で申請 市区町村の窓口 申請のとき(本人確認書類がない場合は交付のとき) 申請から原則1週間、自宅で受け取り(簡易書留)
市区町村の窓口で受け取りの場合もあり(市町村送付オプション)

 

まとめ+α

「マイナンバーカードを申請したけれど、どれくらいでできるの?」。
申請の進捗状況を確認したいときは、「マイナンバーカード総合サイト」申請状況照会サービスのページから確認することができます。

 

 

マイナンバーカードの申請方法を知ろう②

申請方法のポイントは「本人確認をいつ行うか」!

 マイナンバーカードの交付は、原則対面により行われなければなりません。これは、カードが公的な身分証明書やネット上の電子証明書として広く使われるため、本人確認を厳格に行う必要があるからです。

 マイナンバーカードの交付方式は、この厳格な本人確認をどのタイミングで行うかによって、大きく2つに分かれます。

1.交付時に本人確認を行う場合

◆交付時来庁方式・申請サポート方式
 申請者がマイナンバーカードを受け取るときに来庁し、本人確認と暗証番号の入力を行うことが基本的な交付方法となっています。

2.申請時に本人確認を行う場合

◆申請時来庁方式
 申請者が来庁し、窓口でマイナンバーカードを申請する際に本人確認を行います。職員による本人確認のうえ、カードの申請を受け付けるとともに、申請者に暗証番号設定依頼書を記入してもらいます。
 その後J-LIS から住所地市区町村にカードが届いたら、市区町村職員が暗証番号設定依頼書に基づき暗証番号の設定を行い、カードを郵送交付します。

◆出張申請受付方式
 職員が商業施設や企業等に出張し、臨時の申請窓口を開設して申請を受け付ける方式です。いわば、申請時来庁方式の庁外版です。あらかじめ広報紙や新聞の折り込みチラシ等で告知を行う、企業等であれば相手先の協力はもちろん、相手先の担当部署を通じて持参すべき本人確認書類を周知する、効率的に受け付けるために予約制にするなどの工夫が必要です。

【参照】
総務省「マイナンバーカードの申請・交付の流れ」
https://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/11.html

申請から交付までの流れ
交付時来庁方式・申請サポート方式
【図解】交付時来庁方式・申請サポート方式の申請から交付までの流れ
申請時来庁方式・出張申請受付方式
【図解】申請時来庁方式・出張申請受付方式の申請から交付までの流れ

 

まとめ+α

マイナンバーカードを取得するには、申請者は原則1回、窓口に来る必要があります。その理由は、本人確認を対面で厳格に行う必要があるからです。

 

 

マイナンバーカードの申請方法を知ろう③

◆特急発行方式

 2024年12月2日から、この方式の対象者から申請が行われると、原則1週間でカードが交付される「特急発行方式」が開始されました。特に出生届と同時にマイナンバーカードの申請ができるようになり利便性が向上しています。原則、簡易書留で送付することから申請時に本人確認を行います。専用のウェブサイトから市区町村職員が申請情報を送信するため、他の申請方法とは異なります。

居住地以外でマイナンバーカードの申請があった場合

 特殊な事情により、居住地以外でマイナンバーカードの申請をする住民もいます。この申請方法は、このような住民のための申請方法です。

◆住所地市区町村以外の市区町村(経由市区町村)による申請時来庁方式および出張申請受付方式
 災害の被害者やDV等被害者のなかには、住民票を避難先に異動できず、住所地市区町村の窓口に来庁することが困難な人もいます。こうした事情に配慮し、避難先の市区町村窓口でも、申請時来庁方式の窓口でマイナンバーカードの申請をすることができます。

 また、住民が他の市区町村にある企業等に勤務しており、その市区町村が実施する企業等への出張申請受付方式の窓口で申請する場合もあります。

 その場合、居住地の市区町村は、受け付けた市区町村から本人確認書類の写し等の送付を受け、カードの交付事務を行います。具体的な手続きは、「個人番号カードの交付等に関する事務処理要領」に記載されていますので、確認しておきましょう。

申請から交付までの流れ
特急発行方式
【図解】特急発行方式の申請から交付までの流れ
    【特急発行方式の対象者】
  • ● 乳児(満1歳未満) ※出生届と同時の申請も可能
  • 紛失・破損等による再交付を希望する者
  • ● 海外からの転入者
  • ● マイナンバーカード券面の追記欄がいっぱいになり、追記ができないために、継続利用ができない者
  • ● その他、本人の意思によらずカードが使えなくなった者
住所地市区町村以外の市区町村による申請時来庁方式・出張申請受付方式
【図解】住所地市区町村以外の市区町村による申請時来庁方式・出張申請受付方式の申請から交付までの流れ

 

まとめ+α

居住地以外でのマイナンバーカード申請の際、留意すべきポイントは、住所地市区町村と経由市区町村が連絡を密にして、必要となる書類のやりとりをスムーズに行うことです。

 

「マイナンバー制度の概要、実はあまりよく知らない…」そんな自治体職員を助ける一冊

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