制度化が検討される小中一貫教育。
その仕組みや、実践の検証と展望を一冊に凝縮!
今や自治体・学校の取組み課題となってきた小中一貫教育とはどのようなものなのか。
1.著者による詳細な聞き取り調査をもとにした、先進事例の検証と評価を豊富に掲載
→ 小中一貫教育はどう取り組めば成功するか。今取り組んでいる、またこれから取り組もうとする自治体(教委)・学校にとって役立つ資料価値の高い内容
2.小中一貫教育を形態別(9年間の学年区分〈4・3・2、5・4、5・2・2など〉、設置区分〈施設一体型、分離型など〉)に整理
→ あらゆるタイプを検証。どの自治体(教委)・学校の実情にも対応できる豊富な情報
3.検証をもとに取組み課題を整理
→ 成功するための手引きとして活用できる提言
目次
第1章 小中一貫教育の定義とその必要性
1 「小中連携」と「小中一貫教育」の異同
2 今、なぜ小中一貫教育が必要なのか
第2章 これまでの小中一貫教育の経緯
1 国による一貫教育への取組みの経緯
2 「これまでの「小中一貫教育全国サミット」からみる課題
第3章 市町村による小中一貫教育への先行的取組みの方法
1 「研究開発学校」制度の活用
2 「教育課程特例校」制度の活用
3 制度上の特例を利用しない運用による取組み
第4章 アンケート調査の結果等から見た小中一貫校の実態
1 調査の概要
2 調査結果の概要
第5章 特に注目すべき取組み事例
○実施形態1−(施設一体型)奈良市/千葉県鴨川市/青森県三戸町
(施設分離・連携型)鹿児島県薩摩川内市/山口県長門市/広島県呉市
○実施形態2−(学年区分4・3・2)兵庫県姫路市/横浜市
(学年区分 4・5)広島市
(学年区分5・2・2)熊本県産山村
(学年区分4・3・5)長崎県小値賀町〈小中高一貫〉
(学年区分3・4・2)宮城県登米市
第6章 小中一貫教育を推進するために解決すべき課題
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監修者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
高橋 興…たかはし・こう/青森中央学院大学経営法学部教授