本書のポイント
▶法分野ごとの主要な一般条項の主張立証の勘所がケーススタディでわかる!
▶民事法、商事法、清算・倒産法、知財法、労働法を取り上げ、実務・理論の両面から徹底解説!
▶どこまで、どのように主張・立証をすればいいのかを深く理解するために必携の1冊!
目次
第Ⅰ部 総論
第1章 規範的要件の主張と立証/山木戸 勇一郎(北海道大学教授)
第Ⅱ部 民事法と一般条項
第2章 消費者契約法10条に基づく主張立証/山﨑 雄一郎(弁護士)
第3章 不法行為法における過失と予見可能性の位置づけ~大川小学校国賠訴訟控訴審判決の安全確保義務を契機に~/須加 憲子(専修大学准教授)
第4章 不法行為における過失――手続法の立場から/伊藤 隼(北海道大学准教授)
第5章 サッカーボール事件と民法714条/矢作 和彦(弁護士)
第6章 医療訴訟の特徴―医療過誤と一般条項―/蒔田 覚(弁護士)
第7章 実体法からみる自動車保険の故意免責条項の適用/小野寺 千世(日本大学教授)
第8章 自動車保険における保険事故及び故意免責の主張立証について―事故事案を中心に―/横路 俊一(北海道大学准教授)
第Ⅲ部 商事法と一般条項
第9章 法人格否認の法理――実体法の立場から/大久保 拓也(日本大学教授)
第10章 法人格否認の法理――手続法の立場から/吉田 純平(日本大学教授)
第11章 法人格否認の法理――事実の主張の観点から/松嶋 隆弘
第12章 新株発行における主要目的ルールと一般条項/松嶋 隆弘
第Ⅳ部 清算、倒産と一般条項
第13章 解散における「やむを得ない事由」/松嶋 隆弘・埴原 啓正(税務大学校関東信越研究所 講師)
第14章 倒産法的公序/玉井 裕貴(東北学院大学准教授)
第Ⅴ部 知財法と一般条項
第15章 特許法と一般条項/桑原 秀明(弁護士)
第16章 著作権侵害訴訟における権利濫用の適用とその機能/松井 祐樹(弁護士)・上村 哲史(弁護士)
第Ⅵ部 労働法と一般条項
第17章 「同一賃金、同一労働」の裁判例と一般条項/疋田 陽太郎(弁護士)・山口 明日香(弁護士)・山口 幸雄(弁護士)
第18章 就業規則・安全配慮義務と一般条項/疋田 陽太郎・山口 明日香・山口 幸雄
著者紹介
■中島 弘雅(なかじま・ひろまさ)
慶應義塾大学名誉教授・弁護士。
主な著作として、『民事執行・民事保全法〔第2版〕』(共著、有斐閣、2021年)、『会社法新判例の分析』(共編、中央経済社、2016年)、『金融・民事・家事のここが変わる!実務からみる改正民事執行法』(共編著、ぎょうせい、2020年)等多数。
■松嶋 隆弘(まつしま・たかひろ)
日本大学法学部教授・弁護士。前私法学会理事、前空法学会理事。元公認会計士試験委員。
主な著作として、『複雑困難事件と損害賠償 Ⅰ・Ⅱ』(共編著、青林書院、2023年)、『民法・不動産登記法改正で変わる相続実務』(編著、ぎょうせい、2021年)、『金融・民事・家事のここが変わる! 実務からみる改正民事執行法』(共編著、ぎょうせい、2020年)等多数。