
公務員が読みたい今週の3冊
公務員が読みたい今週の1冊【幸せに生きるための公務員の「生存戦略」】
NEWぎょうせいの本
2026.10.19
この記事は1分くらいで読めます。
出典書籍:『月刊ガバナンス』2026年9月号
今週、何読む?
読書の習慣をつけたいと思いながら、まだ始められていない…。
日々読書を嗜んでいるが、そろそろネタ切れ…「次は何を読もうか」検討中。
そんな公務員の方はいませんか?
「公務員なら読んでおきたい」業務に役立つ必携図書や、「公務員の皆様が楽しく読める」おすすめ図書をガバナンス編集部がピックアップ。毎週2~3冊をご紹介します。
「今週読みたい図書」の選定にぜひお役立てください。
【公務員が読みたい今週の3冊】バックナンバーはこちら
「本当にすごい公務員」の素顔に迫る

幸せに生きるための
公務員の「生存戦略」
加藤年紀・著
公職研/2,000円+税
著者プロフィール
加藤年紀(かとう・としき)
2016年11月に㈱ホルグを設立。地方自治体を応援するメディア「Heroes of Local Government(HOLG.jp)」を立ち上げ、各地で奮闘する公務員のインタビュー記事を掲載。17年からは「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード」を毎年開催。そのほか有料コミュニティ「地方公務員オンラインサロン」、YouTube「公務員応援ちゃんねる」の運営、「Forbes JAPAN」「ダイヤモンドオンライン」「日経xTECH」などでの執筆を行う。著書に『なぜ、彼らは「お役所仕事」を変えられたのか?』(学陽書房、2019)(咢堂ブックオブザイヤー2019受賞)。
「本当にすごい公務員」の素顔に迫る
── 著者インタビュー
2017年にスタートした「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード」(以下、アワード)は、今年で10年の節目を迎え、現在では多くの自治体職員に知られた存在となっている。そんなアワードの目的は、“成果をあげた公務員のすごさを広く届け、個々の職員が力を発揮しやすい環境をつくる”こと。本書はアワード2025受賞者の14人にインタビューを行い、彼らの語りの中から、公務員の「仕事」と「人生」に光を当てたものだ。
著者は、アワードを主催する㈱ホルグ代表の加藤年紀さん。
「まだまだ公務員の活躍が広く社会に伝わっていなかったり、あるいは行政組織の中でも、スタンドプレーと捉えられてしまうような空気がある。そういうものを解消し、頑張っている公務員がちゃんと報われる、そうした風土を生むきっかけにしたかった」
と、執筆の想いを明かす。
そんな本書の特徴は、普段あまり語られることのない公務員の「人となり」が、温度感をもって描き出されている点だ。
家族の話、学生時代の経験、組織内での挫折や、自身の価値観を形づくるもの──功績だけ見れば「スーパー公務員」と一口で言い切られてしまうかもしれないその中に、自分と重なる部分がいくつも見えてくる。本書の反響の一つに「すごい実績の前に、等身大のイチ公務員であることが見えてくる」という声が寄せられているが、同じ印象を抱く読者は多いはずだ。
「公務員は、自身の人となりを出す機会があまりない。けれどそれが、庁内外問わず、他者との関係を少しドライにしてしまう一因になっているのではないか」
と、加藤さん。インタビューのうえでは意識的に、身の上話や、本書の大きなテーマである“幸福感”について話してもらうようにしたという。
伝えるための工夫は、筆致にもよく表れている。「許可は事後──禁断の『市長室ジャック』」「ロッカーに押し込められた7700万円の亡霊」「どうせ姥捨山に捨てられる」……続きが気になる小見出しは、飽きずに読み進めてもらうため、表現とリズムを意識したそうだ。どんな内容が語られるのかは、ぜひ本書を手に取ってご確認いただきたい。
最後に加藤さんは、本誌読者に向けてこんなメッセージを送る。
「ガバナンスは多様な学びが得られる雑誌で、毎月読み込める人は“本当にすごい”。本書は、そんなみなさんにしっかりおすすめできる内容だ。公務員としての生き方、仕事の成果を出すまでの道のり、それぞれに異なる幸福への向き合い方──興味を持った方にはぜひご一読いただき、自身の幸せを見つけるための一助としていただけたら」
と、熱を込めた。
月刊『ガバナンス』では、おすすめ書籍7冊をまとめてご紹介!

月刊 ガバナンス 2026年9月号
特集1:自治体の「ワークプレイス」を考える
特集2:客観性を味方にする データ活用のはじめかた
編著者名:ぎょうせい/編
販売価格:1,320円(税込み)
詳細はこちら ≫





















