連載 vol.57「つながる」力 他を知ることで自を知る ── つながる力が気づかせてくれたこと 【北辻 覚(北海道・岩見沢市職員)】

地方自治

2023.02.21

目次

    本記事は、月刊『ガバナンス』2018年12月号に掲載されたものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、現在の状況とは異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。
    所属等は執筆(掲載)時点のものです。
    ※本コラムは主に自治体職員によるネットワークのメンバーがリレー形式で執筆します。

     私が「つながる」力に興味を持ち、色々な活動に取り組むようになったきっかけは、2年前に自治大学校へ入校したことだと思う。

     北海道から沖縄県まで全国の自治体職員が集まり、寝食を共にし、楽しみつつも助け合いながら過ごした2か月半で多くのことを学んだ。かけがえのない仲間達とつながることができ、私は初めて外の世界から自分の住む街のことを見た。

     「他を知ることで自を知る」という言葉のとおり、他の街のことを知ることで、今まで気づかなかった自分の街の良さなどを改めて知ることができた。

     自治大学校を卒業後、各地でオフサイトミーティング活動や自主研活動などをしている方々とつながり、多くの刺激をもらうことで、何か面白いことができないだろうかと漠然と考えるようになっていた。そのような中で、縁あって山形市の後藤好邦さんにお会いすることができ、色々と話をさせていただいたことで、とりあえず何かやってみようと、今年、後輩と有志のオフサイトミーティンググループを立ち上げた。

     グループでの活動は、今年1月のプレ開催を含めてこれまで5回行い、ワークショップをやったりプレゼン大会をやったりと、試行錯誤を重ねながら、より良い楽しい仕事ができるように交流を兼ねながら楽しく活動をしている。

     個人では、地域に飛び出す公務員ネットワーク北海道分校や恵庭市で開催された北海道のWAの交流会、名寄市職員自主研修グループによるSIM体験などにも参加し、北海道内でも多くの方々とつながり、多くのことを学ばせていただいている。

     「その街の職員が楽しく、より良い仕事ができるようになれば、その街ももっと良くなってくいくはず」

     色々な方とのつながりにより、いつからか想い始めたこのことと、お世話になっている方々への感謝の気持ちを忘れず、想いを共有できる仲間を増やしながら、自治体職員として仲間とともに自身も楽しく成長できるようこれからも励んでいきたい。

     

    (北海道・岩見沢市職員/北辻 覚)

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