ご当地愛キャラ

ガバナンス編集部

ご当地愛キャラ vol.098 ちゃぐぽん(岩手県滝沢市)

地方自治

2019.12.06

人と地域をつなぐ
ご当地愛キャラ vol.098
ちゃぐぽん
岩手県滝沢市

月刊 ガバナンス 2019年6月号

\ひとことPR/

チャグチャグ馬コの里、滝沢市の営業係長。市のリンゴやスイカをたくさんの人に好きになってもらえるように日々頑張っている。踊ることが大好きで、「仲良くしてぽん!」と、語尾に「~ぽん」と付けるのが口癖。
ちゃぐぽん公式ページ
http://www.city.takizawa.iwate.jp/life/character.html

チャグチャグ馬コに乗ってやってきた市の営業係長

 滝沢市は、岩手山の麓に位置し、市内を雫石川・北上川が流れる自然豊かなまち。1889年に滝沢村・鵜飼村・大沢村・篠木村・大釜村が合併し滝沢村として発足。2000年には人口5万人に達し、人口日本一の村となった。14年1月に滝沢市へと市制移行。翌15年には新市の「第一次総合計画」を策定した。市民と行政が両輪となって協働による市政運営やまちづくり活動に取り組んでいる。

「人口日本一の村」から「住民自治日本一の市」を目指し、まちが変化を遂げる中、新生滝沢市をPRするために誕生したのが市公式キャラクター「ちゃぐぽん」だ。15年5月にキャラクターデザインの公募が行われ、応募総数167点の中から最終的に市民投票によって選出。ご当地キャラクター実行委員会によって選考されていた候補から庁議を経て名前を決定し、16年3月に市民にお披露目された。

 ちゃぐぽんは、岩手山の森から「チャグチャグ馬コ」に乗って降りてきた妖精。馬の耳と市の特産品のりんご「滝沢はるか」をモチーフにした飾りの付いた「滝沢スイカ」の笠をかぶっており、三つ編みにした髪の毛は馬の尻尾をイメージ、農作業着の帯にはチャグチャグ馬コの鈴をつけている。

 お披露目式で市の営業係長に任命されたちゃぐぽん。チャグチャグ馬コの行進や、生まれ故郷である岩手山の山開きといった市内のイベントはもちろん、「盛岡さんさ踊り」や「もりおかエコライフ2018」では踊り等を披露するなど、市外でも積極的にPRを行っている。

 SNSでの情報発信も積極的に行っており、参加したイベントの写真や市の関連情報などをTwitterやFacebookを通じてタイムリーに届けている。また、市の観光情報や特産品情報、施設検索等が利用できる公式アプリ「滝沢NAVI」のトップページや、健康推進課で市民に配布している「子育て支援ガイドブック」や「すくすく手帳」の表紙デザインにも採用されるなど、まち中でその活躍を見ることができる。

「『ゆるキャラ®グランプリ』には今年も参加を予定しているので、多くの人にちゃぐぽんの存在を知って欲しい。今後もtwitterなどのSNSでちゃぐぽんを通じて、滝沢市の魅力を積極的に発信していきたい」(滝沢市企業振興課)

めぐる季節の象徴「チャグチャグ馬コ」

毎年6月第2土曜日に行われる「チャグチャグ馬コ」は、100頭ほどの馬が、滝沢市の蒼前神社から盛岡市の八幡宮まで行進するお祭。歩くたびにチャグチャグと鳴る鈴の音が名称の由来といわれている。1978年には文化庁から「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択され、1996年には、馬の鈴の音が環境省の「残したい“日本の音風景100選”」に選定されている。

ココに注目! 「盛岡さんさ踊り」に参加! 踊りを披露

踊りが大好きなちゃぐぽんは昨年、盛岡市で毎年8月に開催されている「盛岡さんさ踊り」に参加。盛岡市周辺地域で踊り継がれてきた伝統さんさ踊りは、各地域によって振り付けや衣装が異なる。「滝沢市さんさ踊り保存会」のメンバーとともに前夜祭やパレードで踊りを披露した。


「たきざわバスまつり」で来場者との触れ合いの一コマ。

生まれ故郷の岩手山の山開き。心なしかテンション高め。

「滝祭2018」では、大槌町のご当地ヒーロー「ホウライオー」と決めポーズ!

滝沢市が「交通死亡事故ゼロ5年」を達成した表彰式。ちゃぐぽんも誇らしげ。

「イオンモール盛岡」でちゃぐぽんのイラストを発見!

市役所入り口に設置された写真用パネル。

ハンカチ、ステッカー、クリアファイルなど、ちゃぐぽんがデザインされたグッズ。

ⓒ Takizawa City
写真提供/岩手県滝沢市

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特集:新時代の自治体議会

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