
公務員が読みたい今週の3冊
公務員が読みたい今週の2冊【経済学を手がかりに、都市と地方を論じてみよう / 地方自治全史】
ぎょうせいの本
2026.08.03
この記事は1分くらいで読めます。
出典書籍:『月刊ガバナンス』2026年7月号
今週、何読む?
読書の習慣をつけたいと思いながら、まだ始められていない…。
日々読書を嗜んでいるが、そろそろネタ切れ…「次は何を読もうか」検討中。
そんな公務員の方はいませんか?
「公務員なら読んでおきたい」業務に役立つ必携図書や、「公務員の皆様が楽しく読める」おすすめ図書をガバナンス編集部がピックアップ。毎週2~3冊をご紹介します。
「今週読みたい図書」の選定にぜひお役立てください。
【公務員が読みたい今週の3冊】バックナンバーはこちら
東京一極集中だけが問題なのか?
多様な視点から人口問題を考える

経済学を手がかりに、
都市と地方を論じてみよう
佐藤泰裕・著
有斐閣/1,800円+税
地方から東京への人口流出を防ぎ、地方への移住を推進すべき、という論点で何事も語られがちだが、実は全国各地でも県庁所在地など「都市への一極集中」は起きている。では、東京だけが取りざたされるのはなぜか?一極集中は経済的なメリットも大きいが本当に是正すべきか?本書では世の一般論に一石を投じ、経済学の知見とデータ分析に基づき、人口流出問題について多面的に考察していく。
進学や就職による人口移動の実態、消滅可能性自治体などについて、さまざまな視点で論じながら本書では明確な答えは提示しない。多くの視点から考える「面倒くささ」を実感してほしいと著者はいう。現代の課題は複雑に絡み合い、単純な解決はない。表面だけで論じてないか?と本書は問いかけている。
明治から令和まで。
地方自治の歴史を一気に学べる稀有な一冊

地方自治全史
有馬晋作・著
筑摩書房/2,100円+税
近代国家としての地方制度が始まった明治から現在まで、地方自治の歴史を詳密にまとめた渾身の一冊。全史といっても堅苦しさはなく、非常に読みやすい文章で、地方自治の歴史を一気に学ぶことができる。
メインとなるのは、地方分権改革や市町村の大合併が行われた「平成」。激動ともいえる平成の改革とは何だったのか、という問題意識を軸に、国政や当時の事件とともに、地方と国政の関係はどうあるべきかを問うていく。
特筆すべきは、各時代で全国的に名を馳せた知事=劇場型首長とその県政を紹介していること。このような形で自治史を追った書は稀である。巻末の地方自治制度年表も充実。記憶に新しい平成・令和の章に目を通してから明治・昭和に立ち返る読み方もおすすめだ。
月刊『ガバナンス』では、おすすめ書籍6冊をまとめてご紹介!

月刊 ガバナンス 2026年7月号
特集1:ルーティンワークをアップデートしよう。
特集2:始めてみませんか? グラフィックレコーディング
編著者名:ぎょうせい/編
販売価格:1,320円(税込み)
詳細はこちら ≫





















