前大分県副知事で別府市助役、大分県教育長を歴任し、地方行政の現場を熟知した著者が、
地方公務員が身につけるべき政策法務のノウハウを実務者の視点からまとめたもの。
毎日の行政運営に必要な法的発想が身に付く一冊です。
市町村の窓口行政から高次の政策判断に至るまで、
分権時代の公務員には常に法的な発想が欠かせないという観点から、
自治体が直面する課題別に整理しています。
分権改革や市町村合併を経て、新しい課題に直面している
地方公務員の問題解決能力を育むために最適な研修テキストです。
目次
1 政策法務の視点から見た地方行政の課題
地方行政の「変革的」「社会経済的」「法的」状況
2 政策法務の「基本的」視点
地方行政法の基礎
地方行政の主体
地方行政の相手方
地方行政の活動手段
地方行政と補償、争訟
3 政策法務の「新しい」視点
地方行政法の新しい展開
地方行政年表(戦後地方行政のあゆみ)
著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
石川公一…いしかわ・こういち/前大分県副知事