コロコロ変わる子どもの言動。そのとき子どものこころで起こっていることを徹底解剖!
「さっきまでと言っていることが全然違う!」
「え、もう飽きたの?」
――その姿には、理由があります。
◆「子どもの発達段階ごとの育ち」がわかる
…心や情動、視覚・聴覚、興味・関心、思考力や探究心はどう育っていくか。0歳から5歳までの年齢別の発達の様子とそれを踏まえた保育環境のポイントが学べます
◆「すぐにほかの子のものを欲しがる」「なかなか泣き止まない」…どうすればいい?
…12の保育実践事例と解説で子どもに対する見方や関わりが変わり、子どもの育ちをより深く支えることにつながります
◆本文4色/2色刷り
目次
<主要目次>
STEP1 なぜ子どもは言動がコロコロ変わるのか──発達心理の視点から
子どもの心の発達
子どもの脳と感覚器の発達
運動機能の発達
大人の評価によって変わる子どもの“移り気”
情動コントロール
環境の構成
幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿との関連
STEP2 発達に応じた子どもの“移り気”と集中力の芽生え
0歳─遊びへの入り口─
1歳─好奇心のかたまり─
2歳─どんどん広がる世界─
3歳─さらに伸びる力─
4歳─世界がぐっと広がるとき─
5歳─遊びの集大成─
STEP3 こんなとき、どうする? “移り気”に向き合う保育実践事例
すぐにほかの子のものを欲しがるとき
興味が長続きしないとき
言っていることが直前と全く違うとき
集中すべき場面でほかのことが気になってしまうとき
なかなか泣き止まないとき
ひとつのことに固執してしまってなかなか動いてくれないとき
[コラム]
乳幼児期の子どもの発達過程と“移り気”の変化、そして自己コントロール力の育ちを支える保育者の関わり
『保育ふかマル!シリーズ』について
発達心理でアップデート! 1冊で深まる・変わる 保育実践シリーズ
◆若手~中堅層の保育者向けに、発達心理学の視点から子ども理解と保育実践の手法をわかりやすく解説するシリーズ。
◆保育指針等が示す保育内容や現場の課題から各巻テーマを選定。専門家による最新の科学的な理論・根拠と、それに基づく具体的な保育の方策をイラストや写真・図表を用いてポイント解説する。
「気になる子への関わり方に迷っている」
→ 子どもの発達や心理学の考え方が解決のヒントに!
「保育がうまくいかない」「クラスが落ち着かない」
→ 最新の理論と事例で子ども理解が深まる・保育の見通しがもてる!
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◆1巻 心の発達と「レジリエンス」の育て方
子どもと保育の柔軟なあり方を目指して
◆2巻 保育がキラッと変わる!
子どもの「心が見える」5のヒント
アタッチメント・子どもの権利を土台にして
◆3巻 乳幼児の「言葉」のしくみと発達の鍵
聞く・話す・関わる力の育み方
◆4巻 絵本の読みあいで育む 「考える力」
次代を生き抜く豊かな思考力の育て方
◆保育ふかマル! シリーズ 全5巻セット
著者プロフィール
深津さよこ(ふかつ・さよこ)
東洋大学福祉社会デザイン学部子ども支援学科准教授。専門は保育学、発達心理学、感情v心理学。世田谷区役所子ども・若者部保育課保育士、聖徳大学児童学部専任講師、同大学教育学部准教授を経て2025年から現職。東京学芸大学教育学部でも非常勤講師を務めている。