授業における「ことばの応答」
―その真髄を語る珠玉の書
大好評ロングセラー『教師の話し方・聴き方―ことばが届く、つながりが生まれる』待望の続編が登場!
「教師の話し方・聴き方」:教師としてまず心得ておきたいことをわかりやすくまとめた入門・基礎編。
「続・教師の話し方・聴き方」:授業事例を増やし、児童生徒一人ひとりの「学び」を豊かにするための教師の役割を具体的に紹介。授業の質向上をめざす教師に送る発展・上級編。
「教師の話し方・聴き方」と内容に重複はありません。
◎各地の小・中学校を巡回し、多数の授業を観察するなかで書きためた記録をもとに、授業の中で展開される「ことばの応答」を丁寧に分析。具体例をとおして、教師のことばの大切さ、子どもへの眼差しの大切さを語ります。
目次
第?章 学びの深まりを実現する話し方・聴き方とは?
1 子どもと円滑なコミュニケーションがとれないのです
2 しゃべり過ぎ体質が変えられないのです
3 聴き合うかかわりが育つためにどうすればよいかわからないのです
4 学ぶ意欲が生まれる課題提示がうまくできないのです
5 子どもにとって魅力的な発問ができないのです
6 子どもの学びがみえず適切な語りかけができないのです
7 学びのつながりをつくることばがけができないのです ほか
第?章 話し方・聴き方で授業が変わる、学びが深まる
1 子どもが教師の眼差しに応えるとき 〜小2・国語「お手紙」の授業
2 すべての子どもの学びを目指すとき 〜中3・英語「現在完了の用法」の授業
3 課題を魅力的に提示できたとき 〜中2・理科「仕事とエネルギー」の授業
4 「ジャンプの課題」を提示したとき 〜小4・算数「面積の求め方のくふう」の授業
5 教師のことばが歌う情感と喜びを生み出すとき 〜小5、中1・音楽の授業
6 子どものことばに耳を傾け、読みの深まりに挑んだとき 〜小5・国語「詩・原っぱ」の授業
7 子どものつぶやきから学びを発展させたとき 〜中3・数学「図形と相似」の授業
8 読みの淀みを乗り越える対応ができたとき 〜小3・国語「モチモチの木」の授業
第?章 話し方・聴き方を磨く
1 自分の話し方・聴き方を知ろう
2 優れた話し方・聴き方に触れよう
3 話し方・聴き方を磨こう
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著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
石井順治…いしい・じゅんじ/東海国語教育を学ぶ会顧問