石井順治氏(東海国語教育を学ぶ会顧問)最新刊
“個別最適な学び”と“聴き合い学び合う学び”は両立するのか?
1人1台端末時代の「対話的学び」実現策を示す唯一無二の書。
本書の特長
○中央教育審議会答申「令和の日本型学校教育」がうたう「個別最適な学び」と「協働的な学び」。
With/Afterコロナ、1人1台端末という新たな環境の中で、どのように一体的な充実を進めていけば
よいのか?
―【授業事例】【子どもの姿】【ICT活用例】など徹底的に具体例を挙げながら、その実現方策を
わかりやすく示します。
○教室と子どもの事実を通して「授業の手立て」「教師の心得」を伝授!
推薦の言葉
対話とICTがつながる教育の未来を示す羅針盤である。
前・東京大学大学院教授(R3.3まで)。
現在、世界授業研究学会副会長、OECD Education2030専門委員を務める。授業研究の第一人者。
目次
第Ⅰ部 聴き合う学びを育てる―学びを「対話的」に変えるために
1 学びは、わからなさと間違いから
●子どもの「わからなさ」をどうやって見つけるの?●「間違い」に「学びのつぼ」があるとはどういうこと? ほか
2 聴く力を育て、聴き合う学級にする
●聴いてよかったという思いを生みだすには?●やめたほうがよい教師の指導とは? ほか
3 聴き合いを生みだす机の並べ方
●前向き机並びで、どの子どもの学びも保障するには?●ペア・グループの机の組み方はどうすればいいの? ほか
4 対話的に学ぶ子どもたちに
●どんな課題・テキストや資料なら深い学びになるの?●対話的に学ぶときの大切な考え方とは? ほか
第Ⅱ部 「対話的学び」が生みだすもの―学びが変わる、学校が変わる
1 「対話的学び」は授業を変える
2 探究の面白さを味わう
3 自分をひらいて語り合う心が生まれる
4 「学び合う学び」が育ち、学校が変わる
第Ⅲ部 ICT化と対話的学び―学びの未来を見つめる
1 個別最適な学びと協働的な学びの往還とは
●「個別最適」ということ●「個と集団、一人と全体のかかわり」という永遠の課題
2 1人1台端末配備で授業をどう変える?
●1人1台端末配備で忘れてはならないこと●学びにつながるコンピュータの活用
3 コンピュータを活用した「対話的学び」
●わからなさに基づく学びで●資料を基に対話的に学び合う●コンピュータを活用する授業づくりの心得
編著者プロフィール
石井順治(いしい・じゅんじ)
三重県内の小学校で主に国語教育の実践に取り組むとともに、氷上正氏(元・神戸市立御影小学校長)に師事し「国語教育を学ぶ会」の事務局長、会長を歴任する。その後、四日市市内の小中学校の校長を務め、2003年3月末退職。退職後は、佐藤学氏(学習院大学特任教授、東京大学名誉教授)、秋田喜代美氏(学習院大学教授、東京大学大学院教育学研究科客員教授)と連絡をとりながら、各地の学校を訪問し授業の共同研究を行うとともに、「東海国語教育を学ぶ会」の顧問を務め、「授業づくり・学校づくりセミナー」の開催に尽力している。