地方行政が直面する問題を問い続けて50年以上。国内外の自治制度の最新動向、法令改正についての的確な実務解説がタイムリーに紹介されることが本書最大の特長です。地方自治法はもちろんのこと、住民基本台帳や自治体の情報公開制度などに改正の動きがあれば、即座に対応し、解説、資料を掲載します。また、改正の動向についてだけでなく、「地方自治」への考えを深めるために役立つ論文も多数掲載しています。自治体の実務に携わる方はもちろん、学者・研究者など広く地方自治に携わる人々にとって必携の専門誌です。
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内容紹介
【巻頭論文】
巻頭論文:居住地拡大の抑制を目指した広域的な成長管理手法の構築…野澤 千絵
地方分権の流れの中で、土地利用規制に関わる権限の多くが市町村に委譲された。多くの市町村では適切な土地利用規制に向けた取り組みを行っているが、一部地域では、全体の人口は減少していても、土地利用規制が緩く、転用可能な農地が多く残っているエリアに居住地が拡大し続けている現状がある。本稿では、人口が減少しても暮らしやすく、持続可能な都市・地域へと再編していくための手法の構築を整理する。
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「地方自治体における業務プロセス・システムの標準化及びAI・ロボティクスの活用に関する研究会報告書~『Society 5.0時代の地方』を実現するスマート自治体への転換~」について(下)…正木 祐輔
電子マネーを利用した公金の収納について…福島 雅博
行政書士に関する実態調査及び平成三○年度行政書士試験結果について…重松 維史
グラン・パリの展開―フランスの首都圏の変遷と挑戦(三)…谷 剛史