【リレー連載】「自治体×デジタル」を考える 東西南北デジデジ日記
東西南北デジデジ日記 vol.5 今週の担当:【東】千葉大右
地方自治
2021.11.11
東西南北でそれぞれ奮闘する自治体職員4名によるリレー日記。行政のデジタル化加速が迫られるなか、「そもそもどこから始めたらいいの?」とお悩みの皆さんに捧げるIT系ほっこり日記。デジタルのアレコレを起点にしつつも、派生するアレコレにも焦点を当てていきます。4名がそろい踏みしたところでいよいよひとつの解が…!?
―――――2021年11月11日 Thu.―――――――
はじめに
皆さんこんにちは。船橋市役所でデジタル化を担当している千葉です。
4週間前、唐突に始まったこのデジデジ日記。Googleで「デジデジ日記」を検索すると、なんと某有名女性アーティストが同名の本を出していることがわかります。彼女がなぜ「デジデジ」なのか。デジデジの謎は深まるばかりです。
さらに、私がテキトーに発した「『それではまた来週! デジデジ!』みたいな全員共通の決め台詞を決めておけばよかった」というつぶやきに対して、加古川市の多田さんが早速締めの言葉に採用してくれるという優しさを見せてくれました。これ以降、不本意かもしれませんが山形さん、今村さんも続いてくれまして、「デジデジ」という言葉はここではすっかり定着したものだと勝手に思っております。今後は「ヤバい」「エモい」と同じような汎用性のある言葉に育てていきたいです。
1周目を振り返る
さて、1周目を振り返ってみると、いくつかのキーワードが浮かび上がってきます。
・多田さん「みなさん、のび太くんになりましょう!」
・山形さん「着実に、目先・足元から」
・今村さん「どうすればジブンゴトとして受け止められるか」
ああ皆さん、いいこと言っているのに「次回に続く」で終わっている。全部私が回収しなければならないのか。いえいえそんなことはありません。これから皆さんがひも解いてくれるのでしょう。とはいえまた新たな伏線だけを残してはリレー日記の意味がありませんので、ここは果敢に「のび太くん」について考えてみたいと思います。
「のび太くん」とは
私が思うのび太くんのイメージは以下の2点です。
・「ヘーキヘーキ、大丈夫だって」という根拠のない楽観的見通しでいつも窮地に陥る。
・「ドラえも~ん」とすぐにドラえもんに泣きつく。
のび太くんはいつも後先考えずに行動し、困った事態になるとドラえもんに泣きつきます。さて、これのどこがデジタル人材につながるのか。難問ですね。私は「楽観的見通しで行動してみる」というところが、デジタルには大切なのかなぁと思いました。
役所が苦手な「スモールスタート」
デジタル化であるかどうかに関係なく、事業の始め方として「通常のスタート」と「スモールスタート」があると思います。通常のスタートとは、事業の目的や範囲、見込まれる成果をあらかじめ設定して、その成果に向かって着実に進めていくというものです。一方、スモールスタートは、目的が決まったらとにかく始めてみるといった性質のものと考えます。市民の税金を預かる身としては、予算を伴う事業の執行にはきちんとしたプロセスが必要であり、失敗など到底許されるものではありません。しかしながら特にデジタル化においては、スモールスタートによってより正確な効果測定や課題抽出ができることが多いです。BPRを含み、今までとは違う業務プロセスになることが多いデジタル化の特徴と言えるでしょう。
ところがこのスモールスタート、役所でやろうとするととにかくハードルが高いのです。理由は前述のとおり、「事業計画は完璧でなくてはならない」という役所ならではの呪縛にあります。もちろん思いつきレベルでは話になりませんが、スモールスタート後のビジョンまできちんと描かれているならば、役所はもっと実験的なことに挑戦すべきではないかと思います。それには当然そういった役割を担う人材が必要ですし、その背中を後押ししてくれる周囲の人も必要です。
デジタルの話をしたいのにデジタルは関係ない
デジタルやデジタル人材の話をしたいのに、結局最後はデジタルとは関係のない話になってしまいます。これこそが今村さんの言う「ジブンゴト」であるのかなと思います。私が伝えたいのは、デジタルが関係ない(と思っている)人たちに向けてである、と。
さて、のび太くんの答えは来週明らかになるのでしょうか??
それではまた来週! デジデジ!
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