
月刊「ガバナンス」特集記事
月刊 ガバナンス 2026年1月号 特集1:祭りと地域/コミュニティ 特集2:引継ぎは一日にして成らず
NEW地方自治
2025.12.25
出典書籍:『月刊ガバナンス』2026年1月号
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月刊 ガバナンス 2026年1月号
特集1:祭りと地域/コミュニティ
特集2:引継ぎは一日にして成らず
編著者名:ぎょうせい/編
販売価格:1,320 円(税込み)
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●特集1:祭りと地域/コミュニティ
能登半島地震から2年が経ちました。まもなく15年を迎える東日本大震災でも同様に、大きな災害によってそれまでの地域のコミュニティが崩れ、人口の流失も加速しています。そのようなときに地域のコミュニティをつなぎとめる機能を果たすものの一つが「祭り」ではないでしょうか。各地にある古来から地域に根付く伝統的な祭礼もあれば、新たに作られた祭り、また、目線を変えれば、地域の風土や資源を活用したトリエンナーレのような芸術祭も行われています。それらが自治や地域のコミュニティの再生、再起動にどう作用しているのか。各地の事例も交えながら考えます。
■大災害時代における郷土芸能の現在地
──東日本大震災以降の活動を振り返って/橋本裕之
■歌が紡いだ復興の共同体──噴火災害と「島原の子守唄」/松尾有起
■祭りの役割を、アートは引き継いでいるのか?──自治を誘発する技術/佐藤李青
■地域の温度を感じながら──奥能登国際芸術祭から「スズレコードセンター」ができるまで/西海一紗
●特集2:引継ぎは一日にして成らず
異動の多い自治体職員。これまでとまったく異なる部門に配属され、“組織内転職”と呼ばれるような状況に置かれることも……。新たな仕事に着手する際、引継ぎが十分でなく、苦労した経験のある方も多いのではないでしょうか。
今回の特集では、そんな公務職場で役に立つ引継ぎの技術をご紹介します。「引継ぎは一日にして成らず」。今からできる準備を始めてみませんか。
■業務マニュアル作成のステップ&ポイント/森田圭美
■「引継書テンプレート」開発してみた
〜山形県職員みんなの血と汗と涙の結晶〜/山本泰弘
■引継ぎの「先延ばし」に対処する
──心理学から見る原因と解決策/外山美樹
キャリアサポート連載
■管理職って面白い!おみくじ(バーナム効果)/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
ゼロ・ウェイスト宣言のまち上勝町/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/木村宏美
■管理職なら知っておきたい!部下マネジメントの基礎知識/高嶋直人
■今日から実践!すぐに役立つ!「公務員による研修」のススメ/吉田武司
■HOLG presents 本当にすごい公務員!のココだけの話/和田真人
■カスタマーハラスメント対策Q&A/関根健夫
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/岡本 結
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/原田知典・磯野郁美
●巻頭グラビア
□自治・地域のミライ
山添藤真・京都府与謝野町長
歴史と文化を受け継ぎ、新しい価値を生み出すまちを目指す

山添藤真・京都府与謝野町長(44)。
地域に根付いてきた歴史や風土を大切にしながら「新しい価値、新しい時代をつくっていきたい」と話す。
取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
避難所には女性の視点が足りなかった
いわきの語り部(下) 原発事故、続く模索70
東日本大震災による津波などで330人が直接死した福島県いわき市。海岸近くに建設された同市の「いわき震災伝承みらい館」では「いわき語り部の会」が教訓を伝え続けている。あの日、津波から逃げられても、避難所は別の意味で深刻な状況に陥った。物資の不足、住民間の争い……。「女性の視点が足りなかった」と指摘する人もいる。どういうことなのか。
□自治体政策最前線──地域からのイノベーション
参加共感型シティプロモーション
──市公認の市民ライターが独自の視点で市の魅力や暮らしなどを記事にして発信(山口県周南市)
山口県周南市は、市民主役の参加共感型シティプロモーションを推進している。市民や移住者、市出身者などが登場して市の魅力を発信するシティプロモーションに特化したサイトを開設。また、市民ライターを任命し、独自の視点で市内でのイベントや暮らしぶりなどを記事にしてもらって市公式サイトに掲載している。市民主体・市民目線の情報発信で「共感」を生み、故郷への愛着を強めるとともに、周南市ファンを増やして移住定住につなげるのがねらいだ。
●Governance Focus
□黒瓦、白壁。能登ならではの美観を守れるか
──石川県「春蘭の里」。景観形成重点地区第1号の被災/葉上太郎
両面に黒い釉薬を塗った能登瓦は陽光をキラキラ反射する。雪や寒さに強いので、自然環境が厳しい能登の建築物には欠かせず、独特の景色を生んできた。だが、能登半島地震で多くの家が解体された。住宅再建のハードルは高い。能登瓦の生産は既に終了している。高齢化や物価高騰で資金が足りない。海外まで知られた美観は守れるのか。石川県条例に基づく景観形成重点地区に指定された能登町の「春蘭の里」を訪ねた。
●Governance Topics
□全国の「対話と共創」の実践が大集合──兵庫県明石市で「あかし対話と共創ウィーク」を開催
兵庫県明石市は、2025年10月24日〜11月1日にわたり「あかし対話と共創ウィーク」を開催した。期間中、同市が掲げる「対話と共創」のまちづくりを発信するイベントを市内各地で開催。初日と2日目には、全国から自治体職員や首長らも集い、各地の実践を披露した。同市が目指す「対話と共創でつくるもっとやさしいまち明石」を体現する9日間となった。
□住民主体の地方自治のこれからを考える──第30回清渓セミナー
地方議員による地方議員のための「第30回清渓セミナー」(清渓セミナー実行委員会/主催、(一財)日本青年館/共催)が、2025年10月22~23日の2日間、都内で開催された。全国各地から地方議員らが集い、人口減少社会、教育、防災などのテーマについて、第一線で活躍する講師陣の講義を受講し、「住民主体の地方自治を進めるため」の学びを深めた。
連載
□交差点~国×地方/人羅 格
□職場を変える・心を整える「ひとさじの知恵」/咲良美登理
□「公務のトビラ」をひらく!対話と共創/大杉 覚
□自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
□人がシホンの 人的資本経営ことはじめ/林(小野) 有理
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/大石貴司(関東学院大学地域創生実践研究所)
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□地域経営シンカ論/中村 健
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『ぼくの名前はラワン』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『なぜ野菜売り場は入り口にあるのか──スーパーマーケットで経済がわかる』白鳥和生]
カラーグラビア
□つぶやく地図/芥川 仁
確かな技術が受け継がれるみかん農園──静岡県浜松市浜名区三ヶ日町
□技の手ざわり/大西暢夫
静謐な祈りの宿る境界線──【鳥居工房】永楽屋(栃木県日光市)
□本日開園中 FUN!FUN!動物園
東京都立大島公園動物園(東京都大島町)
□風景から歌──旅先で聴いた声を運ぶ/瀬尾夏美
声が響くまち/インドネシア・アチェ
□クローズアップ
「神鹿」に誤食をさせるな──奈良公園、ゴミを365日拾う人々
■DATA BANK 2026 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
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月刊 ガバナンス 2026年1月号
特集1:祭りと地域/コミュニティ
特集2:引継ぎは一日にして成らず
編著者名:ぎょうせい/編
販売価格:1,320 円(税込み)
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