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上下水道の高齢化は“待ったなし”の状態です!
明治以降敷設された上下水道施設(管渠、導管)の老朽化は著しく、近年各地で陥没・漏水・破損・赤水・汚染等の被害が頻発しています。
下水道管の老朽化による道路陥没は東京都だけで年間約1,400件、一般的に上下水道管の耐久年数は約50年程度と言われています。
しかし、財政の悪化及び「コンクリートから人へ」という「社会資本施設悪玉論」の高まりもあり、維持・修繕・改築に必要な予算が十分に確保されていません。
本書は、上下水道施設の抱える問題点を明らかにし、今後、行政機関が何をしなければならないのか、また、民間企業にとって、そこにどのようなビジネスチャンスがあるのかを明らかにします。
目次
1 管があぶない――上下水道管路の現状
2 破綻に至るシナリオ――上下水道問題の理由
3 上下水道管の問題を深く理解するための基礎知識
4 破綻を防ぐために――上下水道の処方箋
●用語解説
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著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
玉真俊彦…たまま・としひこ/日本上下水道設計株式会社経営工学研究所長