○「特別支援教育」は今、転換期にあります。障害者権利条約を受けて、障害者差別解消法が成立・施行。さらに、新しい学習指導要領において、全校種を通じて、特別な配慮を必要とする子供への指導の充実が明記されました。
○特別支援教育の対象となる子供たちは増加傾向にあり、全ての学校や学級において、発達障害を含めた障害のある子供が在籍する可能性があるという前提に立って学校教育を展開することが、求められています。
目次
第1章 インクルーシブ教育とこれからの学習指導 柘植雅義
第2章 一人一人の教育的ニーズに応じた学習指導の視点 熊谷恵子
第3章 通常学級における指導と合理的配慮 阿部利彦
第4章 通級による指導における指導と合理的配慮 日野久美子
第5章 特別支援学級における指導と合理的配慮 日野久美子
第6章 特別支援学校における指導・「交流及び共同学習」と合理的配慮 藤本裕人
第7章 教育委員会における支援と合理的配慮 藤本裕人
第8章 教師の力量向上につながる校内研修と合理的配慮 齊藤由美子
第9章 実践編
1 国語の指導と合理的配慮(小) 大山美香
2 算数・数学の指導と合理的配慮(中) 下村 治
3 理科の指導と合理的配慮(高) 幡野仁哉
4 社会の指導と合理的配慮(中) 真子靖弘
5 英語・英語活動の指導と合理的配慮(中)
6 保健・体育の指導と合理的配慮 深津達也
7 音楽の指導と合理的配慮(小) 石田亮子
8 図工、美術の指導と合理的配慮(特別支援学級・通級指導教室) 中島由美
9 園生活場面での合理的配慮(幼稚園) 齋藤正典
10 学校生活場面での合理的配慮(小学校) 大山美香
11 学校生活場面での合理的配慮(中学校) 関口一秋
12 学校生活場面での合理的配慮(賞賛、評価) 佐々木大輔
13 学校生活場面での合理的配慮(主体性) 北澤拓哉