「しっかり見る、わかる」「組織内でわかりあえる」評価者・管理職になるために―
評価者である自治体管理職が、部下の執務状況を正当に評価し、やる気を引き出し、さらには将来にむけて成長を促すような評価ができるよう、評価方法のポイント及び記述内容の具体的な文例を、総務省が作成した書式に準拠した形式で紹介します。
★全国で評価者研修の講師を務める著者が、研修の現場において肌で感じる評価者の悩みや陥りやすいリスクについて、回避する方法をズバリ提示。
★評価者(管理職)が部下を評価する際に重要となる「評価の流れに沿った留意点」をわかりやすく解説。
★目標設定に当たっての「NG」表現、具体的記載例や評価に当たっての留意点を明示。
★自治体人事担当課はもちろん、新制度で評価者となる全管理職に役立つ内容。
目次
第1章 人事評価のポイント(総論)
1 評価者にとっての2大悩み:「新たな負担」・「どう書くか」
2 あらためて「心構え」について
3 客観的な観察の意義:日々の「観察日誌」までは必要はない
4 「エラー」への対処
5 能力評価と業績評価:同じ「職務遂行」での観察といっても
6 評価の流れに沿った留意点
7 面談:評価手続の重要な要素
8 専門職の人事評価
9 非常勤職員の人事評価
10 国での実施経験から学ぶこと
第2章 能力評価のポイント
1 何を観察するのか
2 標準職務遂行能力の意義と記載のポイント
3 評価項目・行動と着眼点
4 観察に当たって陥りがちな「落とし穴」
5 評価に当たっての留意点
第3章 業績評価のポイント
1 「目標」の設定からはじまる
2 目標設定に当たっての「NG」表現
3 目標設定の具体的記載例
4 定型的部門での目標設定
5 評価に当たっての留意点
資料編
自治体の人事評価制度に関する法文とその解説
人事評価制度の概要
研究会報告書等
国の人事評価制度