3年に1度の固定資産税土地評価替え(次は令和9年)
に備えるための最新版!
Q.そもそも、固定資産税評価替えとは?
固定資産税は、固定資産の価値、「適正な時価」を課税標準として課税されるものです。本来であれば毎年度評価替えを行い、適正な時価をもとに課税を行うことが税負担の公平に資することになりますが、膨大な量のある土地、家屋は毎年度評価を見直すことは実務的に事実上不可能であることや事務の簡素化、徴税コストを抑える観点から3年毎に評価額を見直すこととなっています。昨年度(令和6年度)評価替え基準年度を迎え、本年度(「評価替え第2年度」と呼びます)から来年度(評価替え第3年度)までは、評価替え年度の価格が据え置かれます。
本書の特色
◆令和9基準年度の固定資産税土地評価の要点を分かりやすく解説!
◆第1篇は、宅地を中心に、固定資産税における土地評価全般にわたり解説。
固定資産評価基準の規定から実務に及ぶ総括的な解説で、土地評価の全体像を理解できる。
◆第2篇は、標準宅地の鑑定評価を正しく理解し、活用することができるよう、鑑定評価のポイントなどを解説。
◆第3篇は、数ある課題のなかから、自治体からのお問い合わせが多いテーマと、時節に応じた最新のテーマを、選別して掲載。第1章「市街化区域農地の評価」、第2章「画地認定についての考察」を今回新たなテーマとして追加。そのほか、「不整形地の評価」「災害ハザードエリアにある土地の評価」「その他の雑種地の評価」などを解説。
目次
第1篇 固定資産税の土地評価~総論~
第1章 地目別の評価方法
第2章 宅地の評価方法
第3章 宅地の評価における所要の補正
第2篇 標準宅地の鑑定評価
第1章 固定資産税評価における不動産鑑定評価の活用の意義
第2章 標準宅地の鑑定評価書の見方
第3章 主要な街路の路線価の付設
第3篇 固定資産税の土地評価~各論~
第1章 市街化区域農地の評価
第2章 画地認定についての考察
第3章 土地区画整理事業施行地区にある土地の評価
第4章 不整形地の評価(不整形補正)
第5章 災害ハザードエリアにある土地の評価
第6章 その他の雑種地の評価
著者紹介
一般財団法人 日本不動産研究所 固定資産税評価研究会
昭和34年創立以来、不動産に関する理論的・実証的研究、鑑定評価、コンサルティング業務等を先導的に展開する総合シンクタンク。国内最大の不動産鑑定評価機関として、固定資産税評価は昭和57年度の評価替えより固定資産評価基への準拠と適正な時価の追求のための鑑定業務を実施。本書執筆の「固定資産税評価研究会」のメンバーは、研究所内の固定資産税評価及び関連業務を行う専門家であり、日々市町村の固定資産税評価・税務支援、各種委員会への参画、専門誌への寄稿等で活動している。月刊『税』「最新税務Q&A 固定資産税(評価)関係」連載中。