ごく普通の公務員でも、業務上のトラブルや困りごとを「突破」できる秘訣とは?
ちょっとしたコツと現場で役立つスキルで、あなたの仕事も段違いにラクになる!
目の前の課題、上手に「突破」してみませんか?
本書で紹介する「突破力」とは、自治体職員が日々の仕事の中で陥る様々な困難を乗り越える力。
クレーム対応、上司や部下との打ち合わせ、課をまたぐ利害関係の調整など、
日常業務をうまく進めるコツを実務に即して解説します。
著者は現職の自治体職員。28年間にわたり15もの職場で行政改革に取り組んだ経験を活かし、
明日からできる現状突破のノウハウとヒントを伝えます。
■前例踏襲にサヨナラ!改革した方が楽になる!
突破力の養い方、現状突破の具体的な手順や方法を実例を交えて紹介。
仕事のやり方を変えるのは苦手、不安だと思うあなたもムリなくできる!
■こんなカベにぶつかっている人におススメ!
◇制度や政策のカベ ◇セクショナリズムのカベ ◇前例踏襲のカベ ◇上司のカベ ◇部下のカベ
目次
Chapter1 なぜ「突破力」が求められるのか
・人口減少・税収減をどう乗り越える?
・職員数削減で求められる一人当たりのパフォーマンス向上
・公務員の仕事に不可欠な対立する利害の調整
・公務員のメンタル不全は民間の3倍!という実情
Chapter2 「突破力」をどう養うか
・改革と人材育成は車の両輪 ・自らが現状に安住しないマインドを構築する
・部下の「突破力」をどう育成するか ・改革した方が楽になると気づかせる
・庁内にムーブメントを起こす
Chapter3 制度・政策のカベを乗り越える「突破力」
・成功事例をマネるだけではダメ! ・住民のクレーム、職員の「面倒くさい」が端緒
・実現するか否かはあなたの手中にある ・庁内からの提案を活用する
・サイレントマジョリティの声を可視化する ・ステークホルダーの納得を得る
Chapter4 組織内のカベをうまく打破する「突破力」
・セクショナリズムのカベ ・前例踏襲のカベ
・組織風土のカベ ・上司のカベ ・部下のカベ
Chapter5 WIN-WINの効果をもたらす連携による「突破力」
・附属機関を活用した突破 ・住民協働による突破
・近隣自治体と連携した突破 ・公民連携を活用した突破
著者プロフィール
安部浩成(あべ・ひろしげ)
1969年生まれ。明治大学政治経済学部卒業。千葉大学大学院社会科学研究科修了。1993年千葉市役所に入庁。税務課、保健医療課、都市総務課、教育委員会企画課、行政管理課、総務課、政策法務課、障害者自立支援課などを経て、人材育成課課長補佐、業務改革推進課行政改革担当課長、人材育成課担当課長、海辺活性化推進課長などを歴任。2019年より現職。厚生省(当時)や千葉大学大学院、市町村アカデミーへの派遣を経験。市町村アカデミーでは教授として、講義や研修企画等を通じた人材育成に携わる。人材育成と行政改革がライフワーク。著書に、『はじめて部下を持ったら読む 公務員のチームマネジメント』(学陽書房)、『市町村職員研修 いちからわかる! 地方公務員仕事のきほん』(共著、ぎょうせい)、雑誌寄稿に「新任昇任・昇格者の行動力」(月刊『ガバナンス』2020年3月号)ほか。