小・中学校の「学習評価」が変わります!
学習指導要領改訂を受けて、2019(平成31)年、新しい「指導要録」と学習評価の在り方が文部科学省から示されました。この新しい学習評価は、新学習指導要領と同じく、【小学校:2020(令和2)年度、中学校:2021(令和3)年度】から実施されます。
「シリーズ・学びを変える新しい学習評価」は、新しい評価の在り方・取り組み方を深く読み取り、授業づくりにつなげるための「解説+実践」書として満を持して刊行するものです。「評価と指導の理論・実践編」全3巻(小中学校共通)と、「指導要録・通知表の文例編」(小学校/中学校各1巻)全2巻の合計5巻で構成します。
これからの評価を知る・深める・創る、すぐ活かせる 堂々5巻ラインナップ
本セットは、次の4冊が含まれます。
・「理論・実践編1 資質・能力の育成と新しい学習評価」
・「理論・実践編2 各教科等の学びと新しい学習評価」
・「理論・実践編3 評価と授業をつなぐ手法と実践」
・「文例編 新しい学びに向けた新指導要録・通知表〈中学校〉」
次の書籍は、本セットには含まれません。
・「文例編 新しい学びに向けた新指導要録・通知表〈小学校〉」
さらに詳しい情報
制度上の変更ポイント
・学習評価の観点の変更: 観点別評価のフレームが4観点から3観点へと変わります。
・「指導要録」の書式の変更: 文科省通知の参考様式をもとに自治体ごとに書式を定めます。
学校現場では?
・指導計画の見直し: 学習評価の観点(=育てたい力)から逆算した指導(授業)が求められます。評価が変わるということは、指導(授業)も変わることを意味します。
・「通知表」の変更: 「通知表」は法定表簿ではありませんが、大多数の学校で学期ごとに作成されています。「通知表」は「指導要録」(の学習評価の観点)にそった内容で作成されるので、「指導要録」の変更に伴って「通知表」の書き方も変わります。
「新しい学びに向けた新指導要録・通知表 〈中学校〉」編著者
シリーズ編集代表:田中耕治(佛教大学教授、京都大学名誉教授)
編著:盛永俊弘・田中容子(ともに、京都大学大学院教育学研究科特任教授)
文例編 新しい学びに向けた新指導要録・通知表 〈中学校〉 目次
第1章 学習・指導の改善に生かす「指導要録」と「通知表」
1 指導要録の意義と役割 2 指導要録改善のポイント
3 指導要録と通知表の関係
第2章 「指導要録」と「通知表」記入と取扱いのポイント
1 「指導要録」 学籍の記録
2 教科における評価・評定の記載のポイントと留意点
3 領域における評価の記載ポイントと留意点 (総合/特活)
4 行動の記録/総合所見及び指導上参考となる諸事項における記載のポイントと留意点
5 「指導要録」 送付・保存・管理・活用の基本ルール
6 家庭と学校をつなぐ「通知表」の記載のポイントと留意点
7 気になる子に関する記載に当たってのポイントと留意点
8 担任教師へのアドバイス
第3章 「指導要録」と「通知表」記入文例
国語/社会/数学/理科/音楽/美術/保健体育/技術・家庭/外国語/道徳/総合的な学習の時間/特別活動の記録/総合所見及び指導上参考となる諸事項/支援が必要な子どもに対する文例とアセスメント