◆「地理的表示(GI)制度」の活用方法や海外の事例も含め、産地ブランド化に関する諸制度を紹介。実際に産地ブランドを作り上げていくための具体的な手法を解説します。
◆「農産品」「水産品」「酒」等のすでにブランド化している具体事例を分析し、今後のブランド化を進めるうえで参考となります。
目次
第1部 産地ブランド―地理的表示制度をふまえて―
第1章 産地ブランドとは何か? −登録で終わらせないためにー
<金沢大学大学院人間社会環境研究課地域創造学専攻准教授 香坂玲>
第2章 我が国の地理的表示保護制度(地理的表示法)
<農林水産省農林水産政策研究所企画広報室企画科長 内藤恵久>
第3章 国際的な地理的表示保護の状況 <同上>
第4章 欧州における展開
<株式会社NTTデータ経営研究所 木村有紀>
第2部 産地ブランドと地域再生
第5章 産地戦略と地域活性化
<株式会社日本能率協会総合研究所主幹研究員 湯田元就>
第6章 地理的表示を核とした地域産品ブランディング
<株式会社電通 人事局 人材マネジメント部 部長職 小西邦弘>
第7章 地域ブランディングにおける産品ブランド戦略のあり方
<関西大学総合情報学部教授 徳山美津恵>
第8章 地理的表示の登録手続と、地域における合意形成−法律学からのアプローチ
<茨城大学人文学部社会科学科法学・行政学コース准教授 荒木雅也>
第9章 品質管理体制の整備
<岐阜大学大学院連合農学研究科教授 中野浩平>
第10章 産地ブランド戦略における地理情報システムの活用 ―地域の縁結びツールとしての可能性
<金沢大学人間社会研究域 博士研究員 内山愉太>
第3部 セクター毎の産地ブランド戦略
第11章 農産品の全国での取り組み事例と地方地自治体の役割
<香坂玲>
第12章 生産者と消費者でつくるブランド戦略について
<パルシステム生活協同組合連合会 顧問 山本伸司>
第13章 水産品の産地ブランドと戦略
<東京海洋大学 産学・地域連携推進機構 弁理士・URA 前田 敦子>
第14章 清酒・本格焼酎にみる地理的表示の現状と課題
<株式会社日本経済研究所上席研究主幹 佐藤淳>