「自分は悪くない!」「好きなことはできるけど、嫌いなことはできない」…。
どの職場にも広がっている「新型うつ病」の理解と対応の決定版。
嫌なことを避けようとする。自分が「うつ病」と公言する。被害者意識で周りを攻撃する…。従来の「うつ病」とは異なる症状を見せる「新型うつ病」。その実態と対応法をわかりやすく解説!
本書では、
「非定型」うつ病といわれる「新型うつ病」の実態について事例を交えて紹介。医療関係者や職場、家族、周囲の人間がそれぞれの立場でどう対応したらよいのかをわかりやすく解説します。
目次
1 現代社会に蔓延る新型うつ病
1 一体どこが病気なんだろうと不思議に思える新型うつ病
2 うつ病治療の場は精神病院からクリニックへ
3 うつ病の軽症化 ほか
2 新型うつ病ってどういうものなの?
1 新型うつ病のチェックリストを試す
2 新型うつ病の特徴をひとつひとつ検証してみよう ほか
3 新型うつ病と間違いやすい心の病にはどういうものがあるのか?
1 従来の昔ながらのうつ病
2 パニック障害を始めとするさまざまな不安障害
3 人格障害 ほか
4 新型うつ病は従来のうつ病とどこが違うのか
1 昔ながらの従来のうつ病とは?
2 昔ながらの従来のうつ病と新型うつ病を比較検討する ほか
5 新型うつ病と上手につきあう方法
1 会社の同僚、上司、家族、知人・友人の基本的な接し方
2 いっしょに生活をともにしている家族が薦めたほうがいいこと ほか
6 新型うつ病に用いられる薬
1 抗うつ薬
2 抗不安薬
3 睡眠薬 ほか
ケースワーク:
自分から休職の診断書を求めてくる社員/上司の嫌がらせを契機に新型うつ病を発症/人格障害の診断がつく新型うつ病 など
コラム:
会社や学校には行けないけれどコンサートやライブならノープロブレム!?/犬が従来のうつ病、ねこが新型うつ病に近い?/サザエさん症候群、大河ドラマ症候群/うつ病と抗うつ薬治療は鍵と鍵穴の関係/カウンセリングにもシンクロナイズは欠かせない など
著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
福西勇夫…ふくにし・いさお/南青山アンティーク通りクリニック院長
福西朱美…ふくにし・あけみ/南青山カウンセリングセンター所長