刑務所ってどんなところなの!?
受刑者をどのように更生させるの!?
裁判員制度が始まり、こうした関心が高まっています。
刑務所と受刑者更生を取りまく課題の一例として、以下のようなものがあります。
・出所しても刑務所へ舞い戻る多くの再犯者がいる現実
・介助なしには生活できない高齢受刑者の増加
・効果的な対応の難しい知的障がい者・薬物事犯
・疲弊する現場の職員
・保護観察官・保護司の不足
・慢性的な予算不足の壁
etc…
本書は様々な課題が絡み合った受刑者の処遇と更生の現状を、第一線で活躍する日本弁護士連合会の有志が詳しく、そしてわかりやすく描き出した1冊です!
目次
発刊によせて
序 裁判員裁判と受刑者の処遇・更生
1 刑務所とは何か
2 刑務所の生活
3 受刑者は、なぜ再犯に至るのか
4 受刑者の更生のために刑務所で行われていること
5 高齢受刑者・障がい者
6 薬物事犯
7 受刑者の更生―社会との連携
終わりに
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編著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
日本弁護士連合会 刑事拘禁制度改革実現本部/日本弁護士連合会の委員会の一つ。主な活動として、被疑者・被告人、受刑者、死刑確定者に対する処遇制度改革を求める活動、受刑者の出所後の更生保護に関してや、身体拘束をできるだけ減らす「非拘禁化」についても調査・研究、提言を行っている。また、「代用監獄」と呼ばれる日本独自の制度を廃止するための活動を中心として行っている。