2007年5月20日、朝日新聞の連載「教育再生を考える」は「ゼロトレランス」について述べています。
本書籍は、「ゼロトレランス」について詳細かつ具体的な解説を行うものです。
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困った生徒・保護者に毅然と対応するための新しい生徒指導のあり方を提示する書。
学校現場では、子どもの問題行動や困った保護者に対する確固たる対応が必要です。
文部科学省は、生徒指導の報告書で「ゼロトレランス」という言葉を用いて、
ぶれない生徒指導、寛容の名のもとに曖昧な指導をしない毅然とした態度を学校に求めています。
本書は、中学校の現場で長く生徒指導に携わった著者が、
ゼロトレランスを導入した生徒指導のあり方、問題点、その対応について具体的に整理。
生徒指導の進め方につき、20の視座を提案し、学校現場で即活用できるようまとめています。
問題行動の背景や指導技法の解説も詳しい全教師必携の生徒指導バイブルです。
※「ゼロトレランス(zero tolerance)」
…直訳は「寛容ゼロ」。
生徒指導上は「ダメなものはダメという毅然とした態度」という意味で使用される。
寛容の名のもとに曖昧な態度をとることはせず、
明確な基準にしたがって段階的に粘り強く指導する姿勢を指す。
目次
1 生徒指導観を見直す
2 生徒指導の在り方を見直す
3 問題行動の原因を見直す
4 生徒指導上の課題を見直す
5 問題行動の指導を見直す
著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
嶋崎政夫…しまざき・まさお/東京都福生市教育委員会参事