
特別清算手続は、通常の清算手続をより厳格化した特殊な手続であり、裁判所の監督の下に精算人が手続を進め、債権者の多数決によって清算の方法を定める、という簡易で迅速な自治的手続です。
本書は、その手続について、東京地方裁判所の運用例を用いて詳細に解説するとともに、決定例、協定条項例、和解条項例、協定案、和解案等の書式を掲載するもの。
清算手続に携わる法曹実務家に不可欠の1冊です。
目次
1 新特別清算手続の概要
2 新特別清算における裁判所の役割
3 特別清算の活用
4 特別清算申立ての準備
5 特別清算開始の申立て
6 開始前の保全処分等
7 特別清算の開始決定
8 各種権利の扱い
9 特別清算人の職務
10 債権者集会
ほか