納税者を是認に導く税務判断の心強い味方!
【本書の特長】
★納税者側の税務処理と調査官側の認定が異なり、どちらとも判断がつけがたい隣接し合う50の具体的なCASEで税務調査時等の立証のポイント・注意点が押さえられる。
★判断の参考となるよう、令和に出された判決・裁決例を示しながら、詳説。
後発的事由による更正の請求の範囲-訴訟上の和解と課税所得の接点-(所得税)
役員退職給与の損金不算入-みなし役員と退職事実の有無の接点-(法人税)
消費税の仕入税額控除-帳簿等と請求書等の保存期間の接点-(消費税)
相続財産の種類の判定-売買契約の合意解除と相続財産の接点-(相続税)
税務調査受忍義務の範囲-帳簿の不提示と税理士の善管注意義務の接点-(その他) など
目次
Ⅰ 所得税法 15CASE
事業所得と雑所得
所得税の納税義務者の範囲-居住者と非居住者-
ひとり親控除の範囲-寡婦とひとり親控除-
投資一任契約による資産運用-外貨の交換と為替差損益- など
Ⅱ 法人税法 12CASE
売上原価と寄附金
自己発行ポイントと販売促進費
中古機械設備の簡便法適用の有無-中古資産の耐用年数
役員給与-宿直手当と定期同額給与- など
Ⅲ 消費税法 10CASE
消費税の課税仕入れの範囲-国内取引と国外取引-
課税仕入れの該当性-給与と外注費-
賃貸マンションの転売事業-課税対応課税仕入れと共通対応課税仕入れ- など
Ⅳ 相続税法 5CASE
通達評価と鑑定評価
生前贈与と相続財産
「生計を一にしていた」の要件-小規模宅地等の特例と生計-要件- など
Ⅴ その他 8CASE
譲受財産と差押債権
重加算税の賦課-コンサルタント業務と仮装行為-
債務免除に伴う第二次納税義務-過払金と第二次納税義務- など
著者紹介
【編著者】
四方田 彰 (税理士・愛知学院大学大学院 客員教授)
【著 者】
小野木 賢司(税理士)
高木 良昌 (税理士・東京都立大学大学院 非常勤講師)
谷口 智紀 (専修大学法学部 教授)
角田 敬子 (税理士)
茂垣 志乙里(税理士・専修大学大学院 非常勤講師)
山本 直毅 (大阪経済大学経営学部 専任講師)
横井 里保 (島根大学法文学部 専任講師)