2000(平成12)年刊行の『千代田区女性史』の続編が完成。新たに『千代田区女性史(1996~2020)』と題して2022年5月に刊行しました。
〇聞き書きの取材・執筆にあたっては、公募による千代田区在住・在勤・在学の編集委員が担当しました。 〇千代田区で生まれ、育ち、学び、働く42名の女性たちのオーラルヒストリー集です。 〇前著発刊からの25年を概観した解説「四分の一世紀で変わったこと、変わらないこと〜千代田区で暮らす・働く・育つ・学ぶ女性たち」を巻頭に、巻末には「千代田区女性史年表 1996〜2020」と参考資料ほかを掲載しています。
目次
〇カラー口絵
〇発刊にあたって
〇はじめに
〇千代田区女性史(1996~2020)によせて「四分の一世紀で変わったこと、変わらないこと〜千代田区で暮らす・働く・育つ・学ぶ女性たち」
〇聞き書き
・空襲の焼け野原から、産婦人科医の世界で開拓者に
・憧れの東京に嫁いで〜人も社会も変わりゆくこの街で〜
・94歳の写真家、都会を撮る
・400年続く商人の魂〜人への気持ち、優しさを引き継いで〜
・生まれ育った神田で、経理の仕事をやり通して
・「人生って面白い」障害とともに、自ら道を拓く
・子ども時代の苦労をともにした家族の介護から福祉に関わる
・伝統を大切にしながら、時代と日本人に合う味作りを
・災害対策にも女性の視点を〜防災意識の輪を足もとの地域から〜
・これまでの経験がすべて今につながっています
・多文化共生〜華僑教育と文化を受け継いで
・(コラム❶「千代田区男女共同参画センターMIW」の開設と活動)
・私らしさを貫いて次世代につなぐ
・神田で生まれ育って区議会議員に
・障がいをもつ子どもの現在と未来を考え続けて
・多様性社会を尊重し、自由を生き抜くには〜女性の変遷を大学教員・総長の立場から見る〜
・「ガラスの天井」突き破るのは自分
・保育の質の向上を願って〜すべての子どもたちのために〜
・「愛情教育」を継承して
・自分らしく職業人生を全うし、女性の課題に向き合う
・千代田の魅力を発信するコミュニケーターとして
・昔の女たちに魅了され、復刻版にして知らせる喜び
・地域のかかりつけ医を目指して
・女性の政治参画を応援して
・喜びや悲しみを噛みしめる時間を大切に、本と関わる
・伝統ある皇室を護り、弓の道を極める
・江戸総鎮守 神田明神に吹く新しい風
・(コラム❷ 2020年春、コロナで変わった日常〜女性史編集委員の実感から)
「桜が咲いたら千鳥ヶ淵」を合言葉に、ごみ問題と環境保全に取り組む
・地域のご縁に支えられ、子どもたちの日常を見守りたい
・初神輿は18歳、いまも変わらず江戸っ子の血がさわぐ
・地域に寄り添いながら、行政との橋渡し役として
・特別ではない、目が見えない人生
・記録に挑み続けてオリンピックへ
・日本社会と女性のライフスタイルを研究〜ドイツから来日してみた東京の暮らし〜
・安全な運転は私のプライド
・保健師・看護師の資格を活かし地域高齢者の生活を支える
・神田の人に支えられて、女性も輝ける神田祭を後世に
・LGBTsへの差別をなくし、誰もが生きやすい社会を目指して
・人が好き〜バトンの指導者として地域の子どもたちと関わる
・お客さんの温かい心と言葉に支えられて
・男性プロデュースではない、自分たちのかわいいを発信するカルチャーを
・経験を生かして親子の就学準備を支援〜母親の一人として地域で子育てを楽しみたい〜
・学生ボランティアの原点は東日本大震災の被災地への訪問
〇年表・資料
・千代田区女性史年表 1996~2020
・参考資料
〇千代田区女性史企画委員会名簿
〇取材・編集を終えて
〇あとがき