橋梁行政技術者として、現場の最前線に40年間立ち続けた著者による
インフラ専門技術者への渾身のメッセージ!
笹子トンネル天井板落下事故から5年、インフラを取り巻く状況は改善したのか?提言や組織づくりで終わってはいないだろうか?
インフラ大修繕時代に入ったこれからの時代、専門技術者として何が必要なのか、技術面だけでなく心持ちまで含めた道筋を示す一冊。
現場の最前線に40年間立ち続けた著者が、インフラ専門技術者に向け、国内外に悲惨な事故が再び起こらないための提言書として本書を執筆。
目次
第1章 現場で何が起こっているのか?
1.メンテナンスに舵を切れ・変わったのか日本
2.欠陥・鋼道路橋製作の実態と業界
3.プレストレストコンクリート橋の欠陥と業界
4.予防保全型管理の切り札アセットマネジメント
第2章 問題なのは、行政ですか?それとも業界ですか?
1.専門技術者の育成をしよう
2.軌道桁も欠け落ちたが、信頼も欠け落ちる
3.可哀想な道路橋としないために
4.斬新なアイディアもお蔵入り
第3章 『インフラ大修繕時代』に必要なこと
1.点検・診断はこれからが勝負だ
2.ドローン、ロボット、モニタリングも重要ですが
3.景観 わかっていますよ! でもね…
4.橋を架け替えたいのは誰ですか?
第4章 日本を支える専門技術者に望むこと
1.橋の形を決める
2.夢を持つ技術者になること
3.機能する真の技術者とは