ますます求められる幼保小の連携。
その鍵となる「接続期カリキュラム」のすべてを凝縮。
○すべての幼稚園・保育所・小学校において一斉に「接続期カリキュラム」を導入した長野県茅野(ちの)市の取組をつぶさに紹介
茅野市は、幼児教育から学校教育へのスムーズな移行をめざし、平成27年度よりすべての保育園・幼稚園・小学校において、公立・私立の壁と幼保の壁を越えて全学校園で一斉導入した。
○幼稚園、保育所、小学校における実践例、カリキュラム例を豊富に紹介
各地の自治体、学校園で応用可能な連携策、カリキュラムの詳細を示します。
接続期カリキュラムとは
幼児期と学童期における発達の連続性に配慮して編成される、就学前後を見通したカリキュラム。小学校で取り組む「スタートカリキュラム」と、幼稚園・保育所等で取り組む「アプローチカリキュラム」の総称です。
保育所保育指針、認定こども園教育・保育要領でも小学校教育との連携は強調されており、施設種を問わず、保育・教育に携わる方すべてにとってのこれからの共通課題です。
目次
第1章 幼児教育と小学校教育とのかかわり
幼児教育と小学校教育との違いと共通点
第2章 幼児教育と小学校教育をつなぐ生活科
幼保小連携の鍵を握る教科
他教科との関連実現による教科学習
第3章 接続期カリキュラムとは
アプローチカリキュラムとは
スタートカリキュラムとは
学びの力・生活する力・かかわる力
遊びの意義
第4章 生涯学習における接続期カリキュラムの意義
子どもをトータル(全人的)にとらえる保育・教育
幼児期から小学校低学年期
小学校中学年期
小学校高学年期・中学校期
第5章 接続期カリキュラム実現の流れと全体計画
0〜18歳までの一貫した子育てプラン
推進委員会による連携計画の策定
接続期カリキュラムの全体計画
第6章 接続期カリキュラムの実践
[アプローチカリキュラムの実践事例] 11事例(幼・保)
5歳児のデイリープログラム
アプローチ期の子どもの姿
[スタートカリキュラムの実践事例] 9事例(小)
スタートカリキュラムの実際
スタート期の子どもの姿
第7章 三つの連携〜異年齢交流、職員連携、保護者との連携〜
異年齢交流 10事例(幼・保・小)
職員連携 3事例(幼・保・小)
保護者との連携 4事例(幼・保・小)