ダイエットや過度なお稽古事、テレビゲームの流行による運動不足など、子どもの心身へのストレスは時代が進むにつれて増えています。
現代は大人のみならず子どもも「自分の身体をお世話する」意識を持つべき時代といえます。
本書は、子どもと子どもに関わる大人に向けた初めてのセルフケアの本。
子どもに伝えたい、自分の身体を自分で慈しみ世話をする概念を、不思議な童話や可愛らしいイラストで視覚的・感覚的に表現し、子どもが親しみを覚えやすいよう工夫しています。
また、各項目の詳しい解説など、大人向けの内容も充実。
セルフケアについて、子どもに読み聞かせたり、説明する方法が分かるだけでなく、自身のセルフケアの学習・再認識も可能です。
子どもと関わるすべての方に、ぜひ子どもと一緒に読んでいただきたい1冊です。
目次
・はじめに
1 体ってスゴイ!
ふしぎな体のはたらきを知ろう/イワンと妖精(童話)/君の体は君のために働いてくれている/君の体を大切にお世話しよう/大人の方へ/ミニワーク1 体のスゴイ動きを感じよう
2 心は体の中にある
体が元気なら心も元気/脳のはたらきと心/大人の方へ
3 栄養をあげて体と心を元気にしよう
栄養をきちんとしっかり食べよう/好ききらいだめ、ダイエットだめ/ミニワーク2 その食べ物は、何グループの食べ物かな?/大人の方へ
4 しっかり眠って体と心を休ませてあげよう
眠っているときは体も心も休んでいる/ぐっすり眠ると体は元気に成長する ぐっすり眠ると頭も気分もよくなる/ぐっすり眠るといいことがおこる!/大人の方へ
5 運動すると、体も心も元気になる
運動するのはいいことだ!/大人の方へ
・おわりに
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編著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
奥田弘美…おくだ・ひろみ/精神保健指定医、医学博士、高知大学医学部非常勤講師、ほか