激変する現代社会の中で、地域の政治・経済・産業はその余波を受け、翻弄されてしまう場合も少なくありません。
本書では、主に地域マネジメントの重要な要素となる地方行政と企業を取り上げ、その地域固有の視点(ローカル)と世界規模の視点(グローバル)の両方の視点で的確に実態分析を行い、今後の地方マネジメントの方向性を示唆しています。
目次
1 軋みが広がる社会構造
・不安社会のリスクマネジメント
・長期的な潮流としてのグローバリズムの進展
・世代間交流の展望
・教育心理関係・生涯学習関係
2 激変を続ける地域経済社会
・平成の市町村大合併と地方自治――くにのあたらしいかたち
・依然として続く厳しい地方財政
・海外依存性を高める地域経済
3 変わる企業活動の基準
・成果主義導入の是非…揺れる日本的経営、職場のカオス化
・知的財産法・中小企業法による競争の促進と独占禁止法の規制
・会計制度改革をめぐる国際的動向
・地球規模化時代における労使関係
・企業経営における危機管理
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編著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
内山清(青森中央学院大学教授・同大学地域マネジメント研究所所長)ほか