2010年6月度・「教育・文化」分野単行本受注数ランキング(当社ウェブサイト経由)第1位!
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電子黒板とは、本書では主に大画面薄型テレビ形式のディスプレイを指します。
パソコンやDVDなどと接続して多彩な映像を投影可能なほか、
タッチパネルとして子どもたちが画面上に書き込みを行うことができます。
既存の画像と書き込みを同時に映し出すこともでき、
従来の黒板とパソコン、OHPや映像機器が一体化したものとして、
教育関係者の注目を集めています。
それは“黒板”というものが、子どもへの学習の指示、学習の過程の考察・まとめ、
次時の課題の提示等を簡潔・具体的にまとめられる特性をもっているためです。
こうした特長をもっている機器が電子化されることで、
さらにパソコン、デジカメ等の機器との連携が可能となり、
子どもたちの学習を大きく変える可能性をもっています。
本書は、先行的に電子黒板を導入している事例をもとに、
学力の向上へとつながるポイントを解説し、これからの学びのあり方を提案するものです。
目次
1 「習得型」学習活用編
・事例(22件)
・解説:習得型学習と電子黒板活用
2 「活用型」学習活用編
・事例(16件)
・解説:活用型学習と電子黒板活用
3 「探究型」学習活用編
・事例(12件)
・解説:探究型学習と電子黒板活用
4 大討論会―電子黒板が教室にやってきた―
・電子黒板、いつも教室にあるとどんな良いことがある?
・電子黒板の活用で、子どもたちの学力向上にどんな影響を及ぼしたか?
・電子黒板、私はこうやって黒板と使い分けています。
・電子黒板、この機能は超便利!
・電子黒板、近い将来こうなってほしい
・「大討論会」総括
編著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
中川一史…なかがわ・ひとし/独立行政法人メディア教育開発センター教授
中橋雄…なかはし・ゆう/武蔵大学准教授