「ちょっとした、それでいて身近な問題」に決着
園児たちとのかけがえのない時間を安心して過ごしたい!!
●「保護者から園児の呼び方を指定されたら?」「園児の不注意による加害事故に園は責任を負う?」「保護者の路上駐車への苦情にどう対応すべき?」――アンケートや保育園訪問で伺った「保育士の生の声」をベースに構成。やさしくすぐ読める文章ながらも弁護士の知見による根拠は確か。保育現場での対処に心強い“後ろ盾” です。
●保育者だけでなく、市町村の保育課や私立園の本部等の役割にも言及。「適切な役割分担」(任せるべき範囲)を知ることで保育者の負担減にもつながります。
●読者特典として、研修動画「保育園として理解しておきたい保護者・近隣への対応方法」の配信サービス付き!
原則1ページ完結 。忙しい保育者の方々もスキマ時間に即読即解!
各Qの冒頭では、回答の要旨とともに【判断のよりどころ】が一目瞭然!
目次
第1章 日常的な園児との関わり
園児の人権の尊重/医療問題/虐待の疑い
第2章 園児に関する事故
事故一般/保護者への説明/謝罪/園内事故の責任/園外事故の責任/送迎時の事故の責任/降園後の事故の責任/負傷の程度等/破損・紛失の責任/アレルギー
第3章 事故以外の園の運営に関するトラブル
トラブル一般/送迎関係/騒音関係/園の敷地内の管理等/迷惑行為/その他
第4章 保護者・近隣への対応方法
対応技術全般/園での生活/家庭内・保護者同士の問題/職員の問題
第5章 個人情報の取扱い
個人情報全般/園での生活/保護者対応/近隣対応/児童相談所・警察への対応
第6章 危機管理
園への侵入・撮影/園児への働きかけ/災害対応/安否確認
第7章 職場における職員の問題
勤務態度/休憩/休暇/指導/その他
第8章 新型コロナウイルス関係
第9章 その他
コラム 保育と憲法・法律/隠れたカリキュラム/アーキテクチャ/職員研修のすゝめ/その他の参考文献/保育士の増やし方/園と学校の法律相談の違い/伝統と合理性/Nothing about us without us/金融機関のコンサルティング機能と保育士/園と保育課・本部の関係/本書は「事故に関する園の責任」に甘いか?
>「全設問一覧」がこちらからご覧になれます。
編著者紹介
吉永公平(よしなが・こうへい)
名古屋大学法学部卒業、名古屋大学法科大学院修了後、2012年弁護士登録。法律事務所にて勤務した後、2014年春日井市入庁。現在、総務部参事。職員からの法律相談や職員研修、庁内報の発行、要保護児童対策地域協議会(実務者会議)への参加等を主な業務としている。兼業として、中京大学総合政策学部(地方自治法)・名古屋学院大学法学部(情報法)・名古屋大学法学部(法曹養成演習Ⅳ実務)非常勤講師や、他の自治体や劇場での研修講師も務める。愛知県弁護士会行政連携センター運営委員会委員。1児の父として約3か月の育児休業を取得。