アクティブ・ラーニング、コロナ禍――。
学校現場の次の喫緊課題は、
『カリキュラム・オーバーロード』だ!
*増え続ける教育内容
*主体的・対話的で深い学びの実現
*働き方改革
*コロナ禍・限られた授業時数
今こそ、学びのモードを変えるとき!
効率的・効果的で豊かな学びを創り出そう!
当代最高峰の研究者・実践現場が
限られた授業時数で最大の学びの効果を生み出す
新しい授業づくりのポイントを示します。
これからの授業スタンダードを示す初の授業づくりの定本!
このテーマを知らずして学校づくり・授業づくりはない!
→すべての学校現場で知ってもらいたい知見と実践の提案を、
当代一流の執筆陣が提案!
目次
[理論編]
第1章 カリキュラム・オーバーロードをめぐる国際的な動向
文部科学省初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室長 白井 俊
第2章 我が国の教育政策とカリキュラム・オーバーロード
文部科学省科学技術・学術総括官 合田哲雄
第3章 資質・能力を基盤とした教育からみたカリキュラム・オーバーロード克服の可能性
上智大学教授 奈須正裕
[ソリューション編]
第4章 コンピテンシー・ベイスを原理としたカリキュラムのスリム化
福岡教育大学附属福岡小学校
第5章 「美意識」がよりよく育まれるカリキュラムモデルの創出
筑波大学附属小学校
第6章 学びの自覚化とカリキュラムの圧縮の可能性
山口大学教育学部附属山口小学校
第7章 「SDGs の達成をめざす学習」による教育内容の統合
埼玉県立伊奈学園中学校教諭 松倉紗野香
第8章 「見方・考え方」を大切にした算数・数学の授業づくりとカリキュラム開発
島根大学教授 齊藤一弥
第9章 中核概念による構造化と社会科のカリキュラム開発・授業づくり
山形大学教授 江間史明
第10章 英語科におけるカリキュラム・オーバーロードの構造・現状・方策
上智大学教授 池田 真
第11章 ICT の利活用による学習の効率化
国立教育政策研究所総括研究官 福本 徹
第12章 個別最適な学びと学習環境整備
東京学芸大学非常勤講師 佐野亮子
編著者紹介
奈須正裕(なす・まさひろ)
上智大学総合人間科学部教育学科教授。博士(教育学)。1961年徳島県生まれ。徳島大学教育学部卒、東京学芸大学大学院、東京大学大学院修了。神奈川大学助教授、国立教育研究所室長、立教大学教授などを経て現職。中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会委員。主な著書に『子どもと創る授業』『次代の学びを創る知恵とワザ』(ぎょうせい)、『「資質・能力」と学びのメカニズム』(東洋館出版社)、など。編著に『新しい学びの潮流(全5巻)』(ぎょうせい)、『教科の本質から迫るコンピテンシー・ベイスの授業づくり』(図書文化社)、『教科の本質を見据えたコンピテンシー・ベイスの授業づくりガイドブック』(明治図書)など。