10の実践先進校と一級の研究者・実践者が綴る
最新の学校づくり・授業づくりハンドブック!
リモート授業、家庭訪問、学び方ガイド、運動会新種目―。「新たな日常」から生み出した現場の知恵が満載!
これからの“withコロナの学校づくり・授業づくり”を提案します!
「社会に開かれた教育課程」は、withコロナのカリキュラム・マネジメントは、3密を避けた「主体的・対話的で深い学び」は―。 識者が“新しい新教育課程”の在り方・取り組み方を提言します!
文部科学省職員らによるコロナ関連資料の解説と学校現場へのメッセージを収載。子どもの安全と新教育課程の方向性を示します。
◆著者からのメッセージ◆
コロナ禍の中で、文部科学省や教育委員会、学校現場はどのような課題にぶつかっているのか、またそれらをどのようにして乗り越え、子どもの安全を守り、学びを保障しようとしてきたか。その記録を明確かつ詳細に残すとともに、コロナ禍において創出された様々な工夫や改善、新たな気付きや学びを後世に伝えたいと思い、本書の公刊に踏み切った。 「はじめに」より
目次
目 次(抜粋)
序 章 ピンチをチャンスに~ withコロナにおける学校教育を探究する~ 村川雅弘
事例編
第1章 県教育委員会と県立高等学校における感染予防と学習保障の両立
~カリキュラム・マネジメントの知見を生かす~
◆兵庫県教育委員会・県立高等学校◆
第2章 市教育委員会と中学校区における感染予防と学習保障の両立
◆広島県尾道市教育委員会・同市立向島中学校区◆
第3章 校長のリーダーシップによる「新しい学校生活」の実現
◆東京都新宿区立落合第三小学校◆
第4章 コロナ禍をコロナ福に~全教職員が主体的・協働的に取り組む感染回避と学習保障~
◆愛知県知多市立旭東小学校◆
第5章 個別最適化学習と協働学習による主体的・対話的で深い学びの実現
◆兵庫県たつの市立新宮小学校◆
第6章 ICT 活用による学習支援と授業改革~ ICT 活用の“光”を学習へ~
◆学校法人佐藤栄学園さとえ学園小学校◆
第7章 コロナ禍における探究的な学習と主体性の育成
~「富士中、学びのメソッド」、運動会新種目考案を通して~
◆東京都八丈島八丈町立富士中学校◆
第8章 カリキュラム・マネジメントでポジティブに、今、できることを考える
~ withコロナ時代の新しい学校の考え方「闇を生かせ 苦を生かせ」~
◆高知県高知市立城東中学校◆
第9章 ICT を活用した組織マネジメントと学びの継続
~主体的・対話的で深い学びに向けた新たな準備~
◆福岡県福岡市立志賀中学校◆
第10章 安心感を生む学校づくり~高等学校のスタートカリキュラムの構築~
◆静岡県立清流館高等学校◆
特別寄稿 withコロナ時代の学校教育の在り方~教育課程行政の視点から~
文部科学省初等中等教育局教育課程課教育課程企画室長 板倉 寛
理論編
第1章 新しい「社会に開かれた教育課程」の創造 吉冨芳正
第2章 withコロナのカリキュラムマネジメント 田村知子
第3章「 3密を超えた主体的・対話的で深い学び」と「探究の高度化」~変わらぬ教師力を基盤として~ 田村 学
第4章 新たな学びは平時のICT 活用で決まる 中川斉史
第5章 大学教育の新しい取組に学ぶ教員研修の改革 村川弘城・佐藤大介
withコロナ座談会 現場の知恵を生かすwithコロナの学校づくり・授業づくり
資料 新型コロナウイルス感染症による臨時休業等を踏まえ文部科学省より発出した学習指導関連の通知等について(令和2(2020)年9月9日時点)
文部科学省初等中等教育局教育課程課
学校教育官(併)カリキュラム・マネジメント調査官 石田有記
専門職 堀田雄大
著者プロフィール
村川雅弘(むらかわ・まさひろ)
甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授。鳴門教育大学大学院教授を経て、2017年4月より現職。文部科学省中央教育審議会委員、同省「新型コロナウイルス感染症対策に伴うカリキュラム・マネジメントアドバイザー」等各種委員歴任。主な近著は『教育委員会・学校管理職のためのカリキュラム・マネジメント実現への戦略と実践』(ぎょうせい)、『カリマネ100の処方』『ワークショップ型教員研修 はじめの一歩』(教育開発研究所)など。