災害やパンデミックが起きた時にすぐに動ける組織になっていますか?
常に非常時を想定して動いている、自衛隊のノウハウから危機管理を学ぶ!
◆陸上自衛隊勤務時に阪神・淡路大震災、岩手県庁防災危機管理監時代に東日本大震災に対応した著者が、
両方を経験したからこそわかる危機管理に必要な組織づくりをわかりやすく解説!
◆自衛隊の非常時を想定した組織体制、実践的訓練方法など、自治体に応用できるノウハウが満載!
◆自治体内での組織づくりはもちろん、地域防災の取り組み方、人材育成方法まで網羅した、危機管理対策関係者必読の書!
目次
序 章 自衛隊から何を学ぶか
第1節 異文化への戸惑い―自衛隊から県庁へ
第2節 自衛隊と自治体の違い
第3節 県庁勤務で役に立った自衛隊での経験知識
第1章 危機管理とは何か
第1節 自治体の危機管理の現状と課題―なぜ危機対応はうまくいかないのか
第2節 危機の意味
第3節 危機管理とは
第2章 実践的な危機管理のノウハウ
第1節 危機管理に必要な5要素
第2節 効果的な指揮とは
第3節 機能する災害本部とは
第4節 トップリーダーと参謀の役割
第5節 効果的な情報活動を行うためには
第6節 状況判断のノウハウ
第7節 兵站(ロジスティック)システムの重要性
第8節 実践的訓練を行うために
第3章 地域防災への取り組み
第1節 震災の教訓を踏まえた人材育成
第2節 防災危機管理トレーニングセンター整備構想
第3節 人材の活用(防災サポート隊)
第4節 災害文化の継承とコミュニティの再生
著者プロフィール
越野 修三(こしの しゅうぞう)
岩手大学地域防災研究センター客員教授
元陸上自衛隊陸将補
元岩手県防災危機管理監
防衛大学校卒業後、陸上自衛隊勤務。 陸上自衛隊第13師団で作戦部長として阪神・淡路大震災の際に神戸市で救援活動にあたった。平成18年自衛隊退職後岩手県庁に入庁。防災危機管理監を務め、平成23年東日本大震災を経験。著書に『東日本大震災津波 岩手県防災危機管理監の150日』(平成24年・ぎょうせい)がある。