行政・自治

病気療養児の遠隔教育をロボットで支援【鳥取県】


 鳥取県(57万800人)教委は、病気療養児の遠隔教育を支援するため、分身ロボット「OriHime」8台を特別支援学校などに配備する。
 配備されるロボットは、カメラ・マイク・スピーカーが搭載されている上半身型のロボット。使用者はタブレット端末で教室の様子を見ながら、インターネットを通して手を挙げる、首を振るなどの動作や音声出力を操作できる。一方、ロボットに使用者を映し出すモニターがないため、使用者は自身の姿や周りの環境を気にすることなく授業に参加できる。
 同県は、16年から日本財団と共同でロボットの実証実験を行い、病気療養児が分身ロボットを通して授業に参加して、友だちとも交流できる遠隔教育が効果的であることを実証してきた。また、18年9月に文部科学省が病気療養児の遠隔教育の実施と充実を求める通知を出したことから、本格的な導入を決定した。
月刊「ガバナンス」2019年5月号・DATA BANK2019より抜粋)

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